銀行の店舗やコンビニなどにある銀行ATMは、キャッシュレス決済普及に向け急速に走り出しつつある現在も、私たちにとって必要不可欠な存在です。しかし、利用する時間帯や銀行により、利用手数料が大きく違うのが悩みですよね。そこで今回は、銀行ATMを手数料無料で利用できる条件や、有料のATM手数料を無料にする裏技をお伝えします。
ATM手数料を種類別にチェック!
ATMで手数料が発生する取引
ATMで手数料が発生する取引には以下のものがあります。
- 入出金
- 同一名義の口座間の振替
振込(本支店、他行) ここでは、以上の中でも、特に利用回数が多い入出金と振込の手数料を見ていきましょう。
入出金手数料
銀行の入出金手数料は、110円または220円(税込)です。
手数料が無料になる時間帯はありますが、働く人が利用しにくい平日の銀行営業時間や土曜日の14時まで。銀行の営業時間外のATMや、コンビニATMの手数料は有料となります。
振込手数料
実店舗のある銀行では、振込手数料がおおむね以下のようになっています。
- 振込先がATM管轄支店と同一支店への振込は無料
- 本支店(同銀行の別の支店)宛振込は110円、220円、330円
- 他行への振込は440円、660円 一方、インターネット専業銀行は実店舗のある銀行より安めです。
- 振込先銀行が口座開設銀行と同一の場合は無料
- 他行宛振込手数料100円台(※例:楽天銀行168円、じぶん銀行110円など)
生活に必要不可欠なATMですが、利用のたびに手数料がかかるのは正直負担です。次では、その手数料を無料にする方法をご紹介します。
銀行ATMの手数料を無料にする3つの方法
正攻法:ATM手数料が無料の時間帯に利用する
では、銀行ATMの手数料を無料にする方法を3つご紹介します。
まずは正攻法として、ATM手数料が無料の時間帯に利用する方法があります。
実店舗がある銀行ATMの多くは、平日日中と土曜日の午前(9時~14時)に入出金手数料が無料となります。また、その時間帯は提携銀行ATMやコンビニATMでも、無料で入出金できる場合もあります。
勤務先の休日がカレンダー通りの人は夕方または土曜日の午前に、平日が勤務先の休日なら平日日中に利用することをおすすめします。
裏技1:通帳からインターネット口座への切り替えでATM手数料を無料にする
裏技的な方法として、通帳からインターネット口座への切り替えも、ATM手数料の節約につながります。
現在、銀行では管理コストが安いインターネットバンキングを推進しており、多くの銀行で夜間や休日のATMの入出金や自行本支店間の振込手数料を無料としています。また、一定の条件をクリアすると他行宛振込手数料まで無料となる特典がつく銀行もあります。
裏技2:コンビニATMを無料で利用するならインターネット専業銀行がお得
もう一つの裏技として、コンビニATMのヘビーユーザーは、取引状況によりATM手数料が無料となるインターネット専業銀行を利用する方法もあります。
預金の増額や、給与振込指定口座にするなどの要件を満たすとグレードが上がり、コンビニなどの提携ATM手数料無料の回数が増えます。
銀行利用が多い人におすすめ!ATM時間外手数料が無料になる銀行
ATM出金などで銀行をよく利用する人は、夜間や休日などの時間外もATMが無料の銀行を探したいところです。しかし、そのような銀行はなかなかないのが悩みどころ。
そんな場合におすすめしたいのがゆうちょ銀行。ゆうちょ銀行のATMは、24時間365日入出金手数料無料です。ゆうちょ銀行は全国どこにでもあるので、口座を1つ持っていると便利ですね。
また、インターネット口座に限って直轄ATMがいつでも無料になる銀行もありますので、ご自分の口座がある銀行が該当するかどうかをチェックしてみましょう。
コンビニユーザーにおすすめ!コンビニ別ATM手数料が無料になる銀行
最後に、コンビニATMを手数料無料で利用できる銀行をいくつかご紹介します。
<セブンイレブン>
- SBJ銀行、静岡銀行インターネット支店:入出金手数料いつでも無料
セブン銀行:入金毎日24時間無料 出金毎日7時~19時無料 <ファミリーマート>
ゆうちょ銀行:平日8時45分~18時、土曜9時~14時無料
<ミニストップ>
- イオン銀行:入出金とイオン銀行間振込毎日24時間無料
※イオンカードセレクト、キャッシュ+デビット、イオンバンクカード、ローンカードで利用した場合 SBJ銀行:入出金手数料毎日24時間無料 <ローソン>
ローソン銀行:毎日7時~19時無料
これらの銀行をぜひ上手に利用しましょう。
ATM手数料を上手に節約しよう
消費税増税とともにますます高くなった銀行ATM手数料ですが、無料となる時間帯や銀行をチェックしておけば安心です。加えて、通帳のある口座をインターネット口座に切り替える、あるいは手数料無料特典のある銀行を利用するなどして、上手にATM手数料を節約しましょう。
文・大岩楓
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