5.訪れた記念に、ミュージアムショップへ

長崎原爆資料館の見どころを徹底取材【平和について深く学ぶ】
(画像=『あそびのノート』より引用)

ビデオルームを出て細いスロープを上ったら観覧終了、地下1階のミュージアムショップがある場所に出てきます。
※新型コロナウィルス感染症防止対策として休業の場合あり

長崎原爆資料館の見どころを徹底取材【平和について深く学ぶ】
(画像=『あそびのノート』より引用)

透明なアクリルのキューブの中に折鶴が入った値付け(1個440円)。1羽ずつ手で折った折鶴は、わずか5mmほどのかわいいサイズなんですよ。

長崎原爆資料館の見どころを徹底取材【平和について深く学ぶ】
(画像=『あそびのノート』より引用)

原爆、平和に関する書籍、CD、ビデオが充実しています。なかでも、原爆で亡くなった少女の実話をもとにした『ふりそでの少女』、原爆障害の研究に生涯を捧げた永井隆と娘かやのを主人公にした『1945年のクリスマス ながさきアンジェラスのかね』など、長崎原爆資料館が企画、制作した本は、幅広い世代に人気です。書籍はオンライン販売もしています。

6.「ピースカフェ」でひと息

長崎原爆資料館の見どころを徹底取材【平和について深く学ぶ】
(画像=『あそびのノート』より引用)

展示室を見学したら、カフェでひと休み。長崎原爆資料館には、こんなおしゃれなカフェがあるんです。さっきまで、心が締め付けられるような緊張感があったせいか、大きなガラスの窓越しに涼しげな水盤を見ていると、ほっとします。

営業時間/10:30~17:00(16:30LO)
※新型コロナウィルス感染症防止対策として休業の場合あり

長崎原爆資料館の見どころを徹底取材【平和について深く学ぶ】
(画像=『あそびのノート』より引用)

人気メニューは、約140年前、長崎でつくられた「御手引ラムネ」(350円)。日本最古といわれるラムネで、すっきり喉を潤すもよし。

長崎原爆資料館の見どころを徹底取材【平和について深く学ぶ】
(画像=『あそびのノート』より引用)

長崎名物の甘いカステラで疲れを癒すもよし。スペシャルティコーヒーとのセットで680円

7.こちらの施設にも立ち寄りたい

長崎原爆資料館には、展示室や休憩スポットなどのほかにも、原爆・平和学習関連の施設が併設されています。

図書室

長崎原爆資料館の見どころを徹底取材【平和について深く学ぶ】
(画像=『あそびのノート』より引用)

地下1階のエントランスホール、案内所の向かい側にある階段を上った1階に図書室はあります。一般の人も利用でき、原爆・平和に関する書籍は全国トップクラスの約25,000冊を所蔵。ゆったりとした閲覧スペースは白を基調にしたモダンな空間です。

長崎市立図書館ホームページにて原爆資料館図書室の所蔵資料を検索することができるほか、市立図書館、公民館やふれあいセンターなどの所蔵図書が相互に検索、予約、貸出、返却ができます。

長崎原爆資料館の見どころを徹底取材【平和について深く学ぶ】
(画像=『あそびのノート』より引用)

図書室の一角には、児童向けの原爆・平和関連の書籍が並ぶ児童図書コーナーも。
被爆体験の講話や原爆・平和関連の番組を視聴できるビデオコーナーがありますが、2021年2月現在、新型コロナウィルス感染症防止対策のため中止しています。

長崎原爆資料館ホール

長崎原爆資料館の見どころを徹底取材【平和について深く学ぶ】
(画像=『あそびのノート』より引用)

最大345席、車椅子3台分のスペースを備える貸しホールです。平和学習、講演会、各種イベントなどの会場として使用されています。場所は地下1階、図書室に続く階段の隣。

平和学習室

長崎原爆資料館の見どころを徹底取材【平和について深く学ぶ】
(画像=『あそびのノート』より引用)

平和学習を行うためのレンタルルームです。定員は最大130名。

戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて考える機会に

原爆の惨禍をリアルに伝える展示物は、目の前にするとあまりにショッキングで、悲惨な気持ちにさいなまれます。しかし同時に、平和であることの大切さ、よろこびを感じることも。

1945年8月9日の記憶を今に伝える長崎原爆資料館を訪れてみてはいかがでしょうか。

取材・文/コガユミコ
撮影/濱田陽守