30代からできる老後資金づくりの方法
退職間際になって老後資金が足らないことがわかり、途方に暮れる……こんなことは避けたいものです。早いうちからできる「長期・分散・積立」の資産形成には、以下のようなものがあります。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
節税効果が高く、浮いた税金を再投資することで長期投資のメリットを享受できます。金額と運用する商品を設定すれば、後は自動的に積み立てられるので忙しい人に向いています。商品によってはリスキーなものもあるので、資産配分には注意が必要です。
純金積立
1ヵ月に購入する金額を決め、毎日少しずつ積み立てていきます。手数料と消費税の分、資産が目減りしてしまうのが難点です。金は、世界中で価値が認められる実物資産としての安心感があります。金の購入自体に分散効果はないので、他の方法と併用するといいでしょう。
マンション経営
ローンを組んでマンションの一室を買い、入居者に貸して家賃収入を得ます。鉄筋コンクリート造のマンションは50年、管理の仕方によっては100年もつと言われています。30代で購入すれば、一生の付き合いになるでしょう。
ローンをコツコツ返済することは、積み立てているのと同じです。マンションを買うために、数千万円単位の自己資金を用意する必要はありません。不動産は金同様、実物資産としての価値もあります。分散についてはiDeCoのように簡単にはいきませんが、複数戸を所有することでリスクを軽減することができます。
何より魅力的なのは、ローン完済後は家賃がそのまま収入になることです。まとまったお金が必要な時には売却することもできるので、老後資金の状況に合わせて柔軟に対応できます。
老後の生活のために早く手を打とう
老後の資金はどれだけあればいいのか、若いうちはわかりません。ライフプランセミナーに参加するなどして試算することもできますが、現実に近い数字が分かるのは50代になってからです。その時点で足りなくなることがわかっても、短期間で資産を形成することは難しいでしょう。20代・30代といった若い時期からマンション経営などの資産運用を行い、安心で幸せな老後を迎えられるようにしたいものです。
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