『今日から俺は!!』『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』などで人気の女優、清野菜名さん。キュートな笑顔が素敵な容姿と演技に加えて、本格アクションができることでも知られています。そんな清野さんが、現在公開中のオムニバス映画『DIVOC-12』の一編『死霊軍団 怒りのDIY』で、ゾンビと死闘を繰り広げています。
(左)清野菜名、(右)中元雄監督
『死霊軍団 怒りのDIY』でタッグを組んだ中元雄監督と清野さんにインタビュー。清野さんは、普段から「今ゾンビに襲われたらどうしよう」と考えているほど、ゾンビ映画への出演が念願だったとか。 ※『DIVOC-12』は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けているクリエイター、制作スタッフ、俳優が、継続的に創作活動に取り組めることを目的として製作されたオムニバス映画。
ゾンビ映画で血を浴びるのが夢だった!
――10分とは思えない濃さと楽しさでした。清野さん、ゾンビと戦ってましたね。
『DIVOC-12』より
清野菜名さん(以下、清野)「私、ゾンビ映画で追いかけられてゾンビの血を浴びるというのが、本当に夢だったんです! オファーをいただいて、その夢が実現できるんだと思うとすごく楽しみでした。中元監督が本当にかっこいいアクション映画を撮られていたので、監督の世界観にどっぷりつかりたいと思いました。現場で、ここはブルース・リーですか?ジャッキー・チェンですか?とかやりながら作っていきました(笑)。楽しかったです」 ――念願の初のゾンビ血浴びは。 清野「気持ちよかったです!」
「清野さんでないと演じられないキャラクター」(監督)
――(笑)。監督はなぜ清野さんにオファーを?
『DIVOC-12』より
中元雄監督(以下、中元監督)「『TOKYO TRIBE』のときからずっとファンだったんです。清野さんの映画は全部観てます。今回の企画に参加させていただくことになって、ダメ元でお願いしてみました。脚本も清野さんへのあて書きです。もちろんアクションが素晴らしい方ですけど、今回の映画を観ていただけたら分かると思いますが、清野さんでないと説得力の出ない、演じられないキャラクターになっていると思います」 ――ゾンビの血を浴びたり、チェーンソーを振り回したりもしていましたが、ゾンビの片腕をヌンチャク替わりに戦ってましたね。初めて見ました。 清野「そうですよね。発想が面白くて。でもヌンチャクじゃないので、全然届かなくて。腕ヌンチャクは難しかったです(笑)」 中元監督「昔からやりたかったので、実現できてよかったです」