二の腕を引き締める基本的なトレーニングを、リカバリートレーナーの筆者が伝授していきます。ほっそりとした二の腕を手に入れるには、「上腕三頭筋」に刺激を与える動作が効きます。上腕三頭筋の筋肉が衰えていると、最初はキツく感じますが、効果は抜群です!ぜひトライしてみてください。
たぷたぷ二の腕は「上腕三頭筋」の衰えが問題!
何だか最近・・・二の腕が太くなった。
そう感じるのは、二の腕の筋肉の中でも「上腕三頭筋」が弱っていることが原因になっていることが多いです。「上腕二頭筋」は力こぶが出る側の筋肉、「上腕三頭筋」は振袖にようにたぷたぷする贅肉が目立つ側の筋肉です。
それぞれ使わわれる場面も違います。「上腕二頭筋」は、重いものを持つなどの引く動作のときに使われます。一方、「上腕三頭筋」は、肘を曲げた状態から肘を伸ばすなど押す動作のときに使われます。負荷をかけて肘を伸ばす場面ってなかなかないですよね・・・だから「上腕三頭筋」は衰えやすく、二の腕の下側がたるみやすいのです。
- 上腕二頭筋の特徴
- ・力こぶがでる側 ・引く動作、ものを持ちあげる動作で使われる ・普段からよく使う筋肉
- 上腕三頭筋の特徴
- ・腕を上げたときの下側 ・押す動作、肘を伸ばす動作で使われる ・使われる場面が少なく衰えやすい
腕立て伏せは「大胸筋」を鍛えるトレーニング
二の腕痩せを叶えたいと思ったときに、やみくもに腕立て伏せをしても実はあまり意味がありません。基本的に、腕立て伏せは胸にある「大胸筋」を鍛える種目だからです。同時に二の腕の筋肉もつかわれま使われますが、メインとして使われるのは胸の筋肉だと把握しておきましょう。
ただし、手の幅を少し変えたりとフォームを変えることで、二の腕の「上腕三頭筋」を効果的に引き締めることができるようになります。今回ご紹介するのは、そんな「上腕三頭筋」に効かせるための腕立て伏せです!この腕立て伏せのやり方を覚えれば、しっかりご自宅でも二の腕を引き締めることができます。
腕立て伏せで女性は「大胸筋」を鍛えていいの?
「大胸筋」と聞いて、じゃぁ女性には腕立て伏せは必要ないかなと思った方もいることでしょう。確かに男性の場合、分厚く男らしい胸板を手に入れるために大胸筋を鍛えることがあります。
でも女性にとっても「大胸筋」は大事!バストを支えている筋肉なので、バストの位置を上げ、ハリを保つ手助けをします。また胸の種目は「ビックスリー」と言われる一つで、全身をバランスよく鍛えるため、脂肪燃焼効率をあげるためにも重要なトレーニングです。
「大胸筋」を鍛えて損はありません!二の腕も大胸筋も同時に鍛えることのできる腕立て伏せは女性にこそ、嫌煙せず取り入れて欲しいなと思います。
二の腕痩せしたいなら「上腕二頭筋」は鍛えなくていい!?
ほっそりとした華奢な二の腕を目指すなら、「上腕二頭筋」つまり力こぶがでる側の筋肉は鍛えなくても大丈夫です。男性に関しては、上腕二頭筋のトレーニングをすすめることが多いですが、女性は日常生活で使う程度でも良いと思います。
ちなみに、今回ご紹介する腕立て伏せを含め、腕立て伏せは基本的には「上腕二頭筋」は鍛えられない種目です。たくさんやったら腕がムキムキになった!ということはないので、ご安心ください。
詳しく話すと、女性でも「上腕二頭筋」を鍛える意義はもちろんあるのですが、トレーニング初心者の方、自宅で手軽に二の腕を引き締めたいと思っている方は、「上腕三頭筋」にアプローチするトレーニングを行っていきましょう。