午前中は知覧特攻平和会館、知覧武家屋敷庭園群を訪れ、ランチは薩摩郷土料理の人気店で、午後は天然砂むし風呂体験にJR日本最南端の駅・西大山駅、長崎鼻、池田湖をめぐる、知覧・指宿1日観光モデルコースをご紹介します。
午前:知覧の人気名所「知覧特攻平和会館」「知覧武家屋敷庭園群」へ
午前中に知覧町まで移動してきたら、まずは「知覧平和公園」内にある「知覧特攻平和会館」へ。続いて国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれている「知覧武家屋敷庭園群」を散策しましょう。
戦争の悲惨さと平和の素晴らしさを伝える「知覧特攻平和会館」
「知覧平和公園」は、太平洋戦争末期に本土最南端の特攻基地として利用された「知覧飛行場」跡地を整備した公園。敷地内には「知覧特攻平和会館」のほか、陸上競技場、多目的球場、サッカー場など各種の運動施設を備えています。
知覧特攻平和会館では、知覧飛行場から沖縄特攻に飛び立っていき散華された1,036名の遺品や遺影、手紙、関係資料、戦闘機などを展示し、戦争の悲惨さや命の尊さ、平和のすばらしさを伝えています。
また知覧特攻平和会館へと続く「知覧平和祈念通り」の両側には1,036名分の石灯籠が立ち並んでおり、毎年5月3日には慰霊祭が行われます。
260年ほど前の武家屋敷が立ち並ぶ「知覧武家屋敷庭園群」
知覧特攻平和会館の見学を終えた後は、「知覧武家屋敷庭園群」を訪れましょう。
”薩摩の小京都”ともよばれる知覧。約700mの道沿いに、今から260年ほど前につくられた武家屋敷が立ち並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれています。また国の名勝に指定されている7つの庭園も見事で、共通入園券で見学ができます。
ランチ:「旧高城家住宅」に隣接する「高城庵」の薩摩郷土料理がおすすめ
武家屋敷庭園群の散策とあわせて、ランチも武家屋敷でいただきましょう。「知覧型二ツ家」と呼ばれる知覧独特の建築様式が見どころの、「旧高城家住宅」母屋に併設されている、薩摩郷土料理をいただけるレストラン「高城庵」がおすすめです。
鶏のさしみにとろとろに煮込んだ豚骨、揚げたての自家製さつま揚げに、きびなごの酢絞めがトッピングされた酒すしなど、薩摩ならではの名物料理が揃っているので、気になるメニューを選んでみて。