株式投資は手数料が安いほど有利なので、できるだけ手数料が安い証券会社で口座を開設しましょう。

本記事では12社の手数料を比較し、手数料が安い証券会社トップ5と、12社の手数料一覧を紹介します。口座選びの参考にしてください。

若山卓也
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。

証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。

証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079

手数料の安い証券会社トップ5!

(画像=tamayura39/stock.adobe.com)

証券会社の手数料ランキングトップ5を見てみましょう。

各社を比較し、総合評価点でランキングを作成

今回のランキングは、以下のポイントをチェックし総合評価点で作成しました。

  • 取引金額100万円までの手数料(1約定ごと&1日定額)
  • 1約定ごと手数料の上限
  • 取引金額が100万円を超える場合の1日定額手数料

※いずれも「現物取引」で判定

今回チェックした証券会社は次の12社。ネット証券から対面の総合証券まで、幅広くチェックしました。

【エントリーした証券会社12社】

総合ネット証券 ・SBI証券
・楽天証券
・松井証券
・マネックス証券
・auカブコム証券
株式専業系
ネット証券
・SBIネオトレード証券
・DMM.com証券
・GMOクリック証券
スマホ証券 ・LINE証券
・PayPay証券
対面総合証券の
オンライン取引
・SMBC日興証券
・野村證券

証券会社の手数料 最安ランキングベスト5!最安はどこ?

ランキングは以下のとおりです。

証券会社名 総合評価点 ランキング考察&
おすすめポイント
公式サイト
1 SBIネオトレード証券 100点 手数料の安さトップクラス。
本記事において1約定ごと&
1日定額手数料の両方で最安です。
メイン口座の最有力候補でしょう。
公式サイト
2 GMOクリック証券 95点 大きい取引金額ではSBIネオトレード証券に
及びませんでしたが、
100万円までの取引なら最安水準です。
公式サイト
3 SBI証券 90点 株式以外の商品も豊富で、
総合ネット証券では最安水準。

株式以外も取引するなら有力候補です。
公式サイト
4 SBI証券 85点 1約定ごと手数料はSBI証券と同率も、
100万円を超える1日
定額手数料はSBIに及ばず。
楽天カード決済は
ポイントが貯まってお得。
公式サイト
5 auカブコム証券 80点 1約定ごと手数料の上限&
100万円を超える
1日定額手数料が高く、5位に。
「Ponta」が貯まるポイント
プログラムが魅力です。
公式サイト
※2021年9月27日時点

「SBIネオトレード証券」は2つの手数料コースのいずれの価格帯でも最安で、文句なしの1位です。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

SBIネオトレード証券の口座開設はこちら
(公式サイト)

詳細は記事後半の手数料一覧もご確認ください。

なお以下にランキングを作成するにあたりチェックした金額を参考として記載します。

【(参考)1約定ごと手数料の上限(現物)】
SBIネオトレード証券:880円(300万円超)
・ GMOクリック証券:930円(3,000万円超)
・ SBI証券:1,070円(3,000万円超)
・ 楽天証券:1,070円(3,000万円超)
・ auカブコム証券:4,059円(4,000万円以上)

※2021年9月27日時点、()は取引金額

【(参考)100万円以上取引する場合の1日定額手数料(現物)】

100万円以下 150万円 200万円 300万円
SBIネオトレード証券 無料 880円 1,100円 1,540円
GMOクリック証券 無料 1,238円 1,238円 1,691円
SBI証券 無料 1,238円 1,238円 1,691円
楽天証券 無料 2,200円 2,200円 2,200円
auカブコム証券 無料 2,200円 2,200円 2,200円
※2021年9月27日時点

次章から、本記事で紹介する全12社の手数料を一挙に紹介します。

1約定ごとの現物取引手数料一覧

12社を比較してみると、SBIネオトレード証券の安さが際立ちます。

5万円 10万円 20万円 30万円 50万円 100万円
SBI証券 55円 99円 115円 275円 275円 535円
楽天証券 55円 99円 115円 275円 275円 535円
松井証券
マネックス証券 110円 110円 198円 275円 495円 1,100~
1,650円
auカブコム証券 55円 99円 115円 275円 275円 535円
SBIネオトレード証券 50円 88円 100円 198円 198円 374円
DMM.com証券 55円 88円 106円 198円 198円 374円
GMOクリック証券 50円 90円 100円 260円 260円 460円
LINE証券 55円 99円 115円 275円 275円 535円
PayPay証券 250円 500円 1,000円 1,500円 2,500円 5,000円
SMBC日興証券 137円 137円 198円 275円 440円 880円
野村證券 152円 152円 330円 330円 524円 1,048円
※2021年9月27日時点
※「LINE証券」は100株単位の取引
※「PayPay証券」は取引所立会時間内

SBIネオトレード証券の口座開設はこちら
(公式サイト)

1日定額での現物取引手数料一覧

5万円 10万円 20万円 30万円 50万円 100万円
SBI証券 無料 無料 無料 無料 無料 無料
楽天証券 無料 無料 無料 無料 無料 無料
松井証券 無料 無料 無料 無料 無料 1,100円
マネックス証券 550円 550円 550円 550円 550円 550円
auカブコム証券 無料 無料 無料 無料 無料 無料
SBIネオトレード証券 無料 無料 無料 無料 無料 無料
DMM.com証券
GMOクリック証券 無料 無料 無料 無料 無料 無料
LINE証券
PayPay証券
SMBC日興証券
野村證券

※2021年9月27日時点

1約定ごとの信用取引手数料一覧

5万円 10万円 20万円 30万円 50万円 100万円
SBI証券 99円 99円 148円 198円 198円 385円
楽天証券 99円 99円 148円 198円 198円 385円
松井証券
マネックス証券 99円 99円 148円 198円 198円 385円
auカブコム証券 99円 99円 148円 198円 198円 385円
SBIネオトレード証券 無料 無料 無料 無料 無料 無料
DMM.com証券 88円 88円 88円 88円 88円 88円
GMOクリック証券 97円 97円 143円 187円 187円 264円
LINE証券 無料 無料 無料 無料 無料 無料
PayPay証券
SMBC日興証券 無料 無料 無料 無料 無料 無料
野村證券 524円 524円 524円 524円 524円 524円
※2021年9月27日時点
※「LINE証券」は100株単位の取引

1日定額での信用取引手数料一覧

5万円 10万円 20万円 30万円 50万円 100万円
SBI証券 無料 無料 無料 無料 無料 無料
楽天証券 無料 無料 無料 無料 無料 無料
松井証券 無料 無料 無料 無料 無料 1,100円
マネックス証券 550円 550円 550円 550円 550円 550円
auカブコム証券 無料 無料 無料 無料 無料 無料
SBIネオトレード証券
DMM.com証券
GMOクリック証券 無料 無料 無料 無料 無料 無料
LINE証券
PayPay証券
SMBC日興証券
野村證券
※2021年9月27日時点

「手数料」にはどんな種類がある?

(画像=SB/stock.adobe.com)

「現物・信用」と「1約定ごと・1日定額」の組み合わせで4種類

株式取引には「現物取引」「信用取引」があります。前者は自分のお金だけで売買する方法で、後者は証券会社にお金(または株式)を借りて取引する方法です。同じ証券会社でも手数料は異なります。

・現物取引……自分のお金だけで売買する方法
・信用取引……証券会社にお金(または株式)を借りて取引する方法

信用取引(しんようとりひき)
投資家が証券会社から資金や株式を借りて行う株式取引のこと。 通常、資金を借りて株式を購入した人は、その株式を市場で売却し現金化して借りた資金を返済します。一方、株式を借りて売った人は、売った時の売却代金で市場から株式を購入して借りた株式を返します。
出典:日本証券業協会「投資の時間 金融・証券用語集:信用取引」

さらに手数料は、「1約定ごと手数料」「1日定額の手数料」に分けられます。前者は1回の取引ごとに手数料を計算し、後者は1日の取引の合計金額で手数料が計算されます。

これらの組み合わせると、証券会社の手数料は以下の4種類に分けられます。

現物取引 信用取引
1約定ごと 1約定ごと×現物取引 1約定ごと×信用取引
1日定額 1日定額×現物取引 1日定額×信用取引
信用取引は、他に「金利(または貸株料)」が発生するケースがあるので注意しましょう。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

取引が成立すると手数料が発生

株式の手数料は注文を出しただけでは発生せず、注文が成立してはじめて発生します。株式の注文が成立することを「約定(やくじょう)」といいます。

証券会社によっては注文時に手数料に相当する金額が拘束されますが、約定しなかったときは返却されます。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

各証券会社の取引手数料をしっかりとチェックしましょう

(画像=polkadot/stock.adobe.com)

株式取引の手数料は証券会社によって異なるため、できるだけ手数料が低い証券会社を選ぶことが大切です。事前にしっかり確認した上で、口座を開設しましょう。

口座は基本的に無料で開設できるため、さっそく申し込みましょう。取引の方法に合わせて、複数の証券会社で口座を設けるのもおすすめです。

証券会社の手数料を比較検討! Q&Aでもチェック

Q

A
証券会社の手数料を比較して、一番安いのはどこ?
SBIネオトレード証券です。手数料の安さトップクラス。本記事において1約定ごと&1日定額手数料の両方で最安です。メイン口座の最有力候補でしょう。

Q

A
2番目に手数料が安いのはどの証券会社?
GMOクリック証券です。大きい取引金額ではSBIネオトレード証券に及びませんでしたが、100万円までの取引なら最安水準です。

Q

A
「手数料」にはどんな種類がある?
株式取引には「現物取引」と「信用取引」があります。前者は自分のお金だけで売買する方法で、後者は証券会社にお金(または株式)を借りて取引する方法です。さらに、「1約定ごと手数料」と「1日定額の手数料」に分けられます。前者は1回の取引ごとに手数料を計算し、後者は1日の取引の合計金額で手数料が計算されます。

若山卓也
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。

証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。

証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079

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