これから投資を始める方は、まず口座を開設する証券会社を決めないといけません。おすすめは手数料が安いネット証券です。しかしたくさんのネット証券がありますので、ひとつひとつ比較していくのはちょっと面倒ですよね。

そこで今回は、FPおすすめのネット証券10社をランキング形式にまとめてみました。さらに記事の後半では、その10社を「手数料」や「取り扱い商品」などの項目でより細かく比較していきます。

証券会社選びのポイントは「手数料」、「取り扱い商品数」、「サポート体制」

証券会社はどう選べばよいでしょうか。重視したいポイントは人によって異なるでしょうが、基本的には「手数料」「取り扱い商品数」「サポート体制」の3点で比較が大切です。

手数料 取引手数料は証券会社ごとに違う

取引手数料は低い方が利益を得やすいです。取引手数料は証券会社ごとに違うので、できるだけ手数料が低い証券会社で口座を開設しましょう。

一概にはいえませんが、手数料は対面証券よりネット証券の方が安い傾向にあります。手数料を重視する方はネット証券から探してみてはいかがでしょうか。

(参考)対面証券とネット証券 株式手数料の比較の例

国内株式取引手数料
50万円の取引 100万円の取引
対面証券 野村證券 7,150円 1万2,188円
大和証券 6,325円 1万2,650円
ネット証券 SBI証券 275円 535円
楽天証券 275円 535円

取り扱い商品数 ネット証券は豊富な傾向

取り扱っている商品も証券会社ごとに異なります。国内の上場株式は基本的にどの証券会社でも同じですが、「投資信託」や「外国株式」などで差が出てきます。

投資の選択肢は多い方が取引に幅が出ますので、できるだけ取り扱いが多い証券会社を選択しましょう。

取り扱い商品もネット証券の方が多い傾向にあります。

サポート体制 安心感のある対面証券

サポート体制は対面証券の方が充実しているといえるでしょう。ネット証券は基本的に自分で投資の判断をしないといけません。

ただし、取引に慣れてくれば投資の判断は自分でできるようになりますし、対面証券であっても投資は基本的に自己責任です。相談できないと不安かもしれませんが、手数料の安さや選択肢の多さに優れるネット証券で取引を始めてはいかがでしょうか。

FPおすすめ ネット証券10社、総合ランキング

ここでネット証券総合ランキングをご紹介します。ネット証券10社の「手数料」「取り扱い商品」「取引ツール」情報をまとめ、口座開設におすすめのネット証券を総合的にランキングしています。

口座開設する証券会社を探している方は、ぜひ参考にしてください。

SBI証券 手厚いサービスでダントツの首位!

手数料 【スタンダードプラン】
5万円まで:55円
10万円まで:99円
20万円まで:115円
50万円まで:275円
100万円まで:535円
150万円まで:640円
3,000万円まで:1,013円
3,000万円超::1,070円
【アクティブプラン】
100万円まで:0円
200万円まで:1,278円
以降100万円ごとに:440円ずつプラス
取り扱い商品 ・国内株式
・外国株式
・投資信託
・ロボアドバイザー
・債券
・FX
・先物、オプション
・CFD(くりっく株365)
・金、銀、プラチナeワラント
・保険
取引ツール 【PC向け】
・HYPER SBI
・SBI CFDトレーダー
【スマホ、タブレット向けアプリ】
・「SBI証券 株」アプリ
・かんたん積立アプリ
・HYPER FXアプリ
・HYPER 先物、オプションアプリ
・HYPER CFDアプリ

【FPおすすめポイント】商品数も多く、選択肢が充実

  • 投資信託の取り扱いが豊富
  • 非課税制度は3つすべて用意
  • 外国株式は10社で最多の9ヵ国
  • 株式は1日100万円までなら無料で取引できる(アクティブプラン)
    ※100万円以下の取引でも、いったん手数料が取られ、翌日返還される

10社の中で最もおすすめのネット証券はSBI証券です。豊富な投資信託取り扱いに充実したサービス内容、また100万円までなら無料で株取引できる定額プランが決め手になりました。

SBI証券は投資信託を2,600本以上用意し、取扱い数の最も多い楽天証券とほぼ同水準です。非課税制度も3つすべて用意しており、海外株式は最多の9ヵ国です。

株式手数料については、基本のプラン(スタンダードプラン)に加え、1日50100万円までなら無料で取引できる定額プラン(アクティブプラン)の用意があります。

投資初心者は、まずSBI証券に口座を作ることをおすすめします

2位:LINE証券 買いの手数料が無料

手数料 【現物取引】
5万円以下:99円(買いは無料)
10万円以下:176円(買いは無料)
20万円以下:198円(買いは無料)
50万円以下:484円(買いは無料)
100万円以下:869円(買いは無料)
150万円以下:1,056円(買いは無料)
3,000万円以下:1,661円(買いは無料)
3,000万円超:1,771円(買いは無料)
【いちかぶ】
0.2~1.0%
※時間帯で異なる。
買いと売り、両方でかかる。
取り扱い商品 ・国内株式
・投資信託
・FX
取引ツール LINE FXアプリ

【FPおすすめポイント】気軽に投資するならLINE証券

  • いつものLINEで取引できる
  • 取引所取引なら買いの手数料無料
  • 「いちかぶ」なら1株単位の取引OK(買いの手数料も掛かる)

LINE証券は、いつものLINEから国内株式や投資信託に投資できる証券会社です。口座開設手続きは必要ですが、LINEアプリの「ウォレット」画面からログインできます。

主に投資できるのは国内株式で、「現物取引」と「いちかぶ」の2種類あります。以下のような違いがあります。

現物取引:100株単位の取引 取引金額ごとの手数料(買いは無料)
いちかぶ:1株単位の取引 手数料は0.2~1.0%(買いと売り両方で掛かる)

投資信託の取り扱いもありますが、30銘柄だけです。LINE証券は、「気軽に国内株式に投資したい」という方におすすめです。

3位:楽天証券 投信の取り扱い数No.1 楽天ポイントも魅力

手数料 【超割コース】
5万円まで:55円
10万円まで:99円
20万円まで:115円
50万円まで:275円
100万円まで:535円
150万円まで:640円
3,000万円まで:1,013円
3,000万円超::1,070円
【いちにち定額コース】
50万円まで:0円
100万円まで:943円
200万円まで:2,200円
以降100万円ごとに:1,100円ずつプラス
取り扱い商品 ・国内株式
・外国株式
・投資信託
・ロボアドバイザー
・債券
・先物、オプション
・FX
・バイナリーオプション
・金、プラチナ
・保険
取引ツール 【PC向け】
・マーケットスピード
・マーケットスピード2
・マーケットスピード FX
【スマホ、タブレット向けアプリ】
・iSPEED
・iSPEED for iPad
・iSPEED FX
・iSPEED 先物OP

【FPおすすめポイント】投資信託なら楽天証券

  • 投資信託の取り扱いは10社の中で最多
  • 非課税制度は3つすべて用意
  • 株式は1日50万円までなら無料で取引できる(いちにち定額コース)
  • 投資信託を楽天カードで購入できるなど、楽天ポイントが貯まりやすい

楽天証券は投資信託の取り扱い数が10社の中で最も豊富。株式も、1日50万円までなら無料で取引ができます(2020年12月7日以降は100万円まで無料)。充実したサービス内容といえるでしょう。

楽天証券の大きな魅力は、投資信託の積立に「楽天カード」が利用でき、買い付け金額の1%分の楽天ポイントが貯まることです。投資信託の手数料はすべて無料ですから、ポイント分がお得になります。

ほかにも「資産形成ポイント」という、50万円以上の投資信託を保有している人を対象にしたポイント還元サービスが用意されているなど、特に楽天ユーザーには多くのメリットがあります。

4位:松井証券 50万円までの株取引ならいつでも無料

手数料 50万円まで:0円
100万円まで:1,100円
200万円まで:2,200円
以降100万円ごとに:1,100円プラス
※手数料の上限は11万円
取り扱い商品 ・国内株式
・投資信託
・FX
・先物、オプション
取引ツール 【PC向け】
・ネットストック・ハイスピード
・株価ボード
【スマホ、タブレット向けアプリ】
・株touch
・投信アプリ

【FPおすすめポイント】50万円までの無料取引はコース変更不要

  • 株式は1日50万円までなら無料で取引できる
  • 投資信託の取り扱いは充分豊富
  • 非課税制度は3つすべて用意

松井証券の株式手数料は定額プランのみで、1日の取引金額で手数料が決定します。1日50万円までの株式取引には手数料がかかりません。

SBI証券や楽天証券にも同様に50万円(SBI証券は100万円)までは無料になる定額プランがありますが、どちらも設定を変更しないといけません。松井証券は変更せずとも無料になるので、設定が苦手な方にはおすすめです。

5位:SBIネオモバイル証券 月間の定額サービスはネオモバイルだけ

サービス利用料
(月間の取引金額に応じて、
月額の利用料が掛かる。
取引手数料は無料)
【月間の取引金額】
0~50万円以下:220円
300万円以下:1,100円
500万円以下:3,300円
1,000万円以下:5,500円
以降100万円ごとに:1,100円プラス
取り扱い商品 ・国内株式
・FX
取引ツール 【スマホ向けアプリ】
・ネオモバ株アプリ
・ネオモバFXアプリ

【FPおすすめポイント】1株単位で投資するならSBIネオモバイル証券

  • 株式の手数料は月間の累計取引代金で決まる
  • 1株からでも投資ができる(通常は100株単位)
  • 1株単位の取引をする方におすすめ

SBIネオモバイル証券は、月間の取引金額で手数料が計算される、ちょっと珍しいネット証券です。

また、1株から株式の売買ができるのも特徴です。株式投資は原則100株単位で取引を行います。この100株を「1単元」といい、100株未満の取引はできない、あるいは高めの手数料が設定されているネット証券が多い中、SBIネオモバイル証券は単元未満株の取引でも手数料が変わりません。

「単元未満(100株未満)の株式で毎日10万円取引する場合」を例にして、各社を比較したものが次の表です。

6位:むさし証券トレジャーネット 300万円の株取引なら最安

手数料 【トレジャースタンダード】
10万円まで:82円
20万円まで:104円
50万円まで:192円
100万円まで:352円
150万円まで:418円
300万円まで:484円
600万円まで:825円
900万円まで:1,452円
1,200万円まで:1,936円
1,500万円まで:2,420円
1,800万円まで:2,904円
2,100万円まで:3,388円
3億円まで:3,872円
【トレジャーボックス】
300万円まで:1,320円
600万円まで:2,640円
900万円まで:3,960円
1,200万円まで:5,280円
1,500万円まで6,600円
1,800万円まで:7,920円
2,100万円まで:9,240円
2,400万円まで:10,560円
2,700万円まで:11,880円
2,700万円超:13,200円
取り扱い商品 ・国内株式
・投資信託
・先物、オプション取引
取引ツール 【PC、スマホ、タブレット対応】
・T-NAVI

【FPおすすめポイント】200万円超300万円以下の取引は日産証券より最も安い

  • 株式手数料がネット証券の中でも比較的安い
  • 300万円の株式取引では最安
  • 投資信託の取り扱いもある
  • 非課税制度は一般NISAのみ対応

むさし証券トレジャーネットもは、比較的安い手数料で株式取引できるネット証券です。株式手数料の最も安い日産証券(オンライン)と比較すると、200万円超取引金額が300万円の金額の場合、10社の中ではむさし証券トレジャーネットの方が最も手数料が安くなります。

7位:ライブスター証券 安い株式手数料+2つのNISAが魅力

手数料 【つどつどプラン】
5万円以下:55円
10万円以下:88円
20万円以下:106円
50万円以下:198円
100万円以下:374円
150万円以下:440円
300万円以下:660円
300万円超:880円
【定額(おまとめ)プラン】
50万円以下:440円
100万円以下:660円
150万円以下:880円
200万円以下:1,100円
以降100万円ごとに:440円ずつプラス
取り扱い商品 ・国内株式
・投資信託
・先物
取引ツール 【PC向け】
・livestar R2
・Webブラウザ版 livestar WEB
・livestar 株価ボード
【スマホ向けアプリ】
・Android版アプリ livestar S2
・iPhone版アプリ livestar S2

【FPおすすめポイント】人気の投信をノーロードで用意

  • 株式手数料がネット証券の中でも比較的安い
  • 非課税制度は一般NISA、つみたてNISAに対応
  • 投信は2本だけ。販売手数料はいずれも無料

ネット証券の中でも株式手数料が低いタイプは、投資信託や非課税制度の対応が充分でない例が多くあります。しかしそんな中、ライブスター証券は株式手数料が安い上に、つみたてNISAに対応しています。

取り扱い投資信託は2本だけですが、純資産総額5,000億円を超える人気銘柄の用意があり、つみたてNISAで購入することができます。

安い株式手数料と非課税制度を両立させたい方はライブスター証券がおすすめです。

8位:マネックス証券 総合力高いオールラウンダー

手数料 【取引毎手数料コース】
10万円以下:110円
20万円以下:198円
30万円以下:275円
40万円以下:385円
50万円以下:495円
100万円以下:
(成行注文)1,100円
(指値注文)1,650円
100万円ごとに:
(成行注文)約定金額の0.11%
(指値注文)約定金額の0.165%
【一日定額手数料コース】
100万円以下:550円
300万円以下:2,750円
※以降300万円ごとに:2,750円
※21回目以降は2,475円、121回目以降は1,815円
取り扱い商品 ・国内株式
・外国株式
・投資信託
・ロボアドバイザー
・FX
・CFD
・債券
・先物、オプション
・金、プラチナ
取引ツール 【PC向け】
・マネックストレーダー
・MONEXTraderFX
・銘柄スカウター
・マルチボード500
・フル版情報ツール
・チャートフォリオ
・マーケットボード
・マーケットライダープレミアム
・マーケットライダー
・MONEX VISION
【スマホ向けアプリ】
・銘柄スカウター
・マーケットボード
・マネックストレーダー株式スマートフォン
・マネックストレーダー先物スマートフォン
・トレードステーション米国株スマートフォン
・マネックストレーダーFXスマートフォン
・マネックス証券アプリ
・MONEX VISION
・MONEX TRADER CRYPTOスマートフォン
・SNS型投資アプリ「ferci」
【タブレット向けアプリ】
・銘柄スカウター
・マーケットボード
・マネックストレーダー株式タブレット

【FPおすすめポイント】大手の商品力+IPOの公平な抽選

  • 投資信託の取り扱いは充分豊富
  • 非課税制度は3つすべて用意
  • IPOの公平な抽選

マネックス証券は大手らしい商品力を備えたネット証券です。1,000本以上の投資信託と3つの非課税制度を用意し、外国株にも対応しています。

また、マネックス証券の特徴の1つに「IPO(新規公開株式)」の公平な抽選があります。IPOの配分は人気がある一方「不公正な配分が行われているのでは」という指摘が以前からありました。

マネックス証券のIPO配分はコンピューターによる無作為な抽選で、人間の恣意が関与しません。IPO投資を狙う方はマネックス証券でも口座を作ってみてはいかがでしょうか。

9位:岡三オンライン証券 老舗証券会社のネット証券 

手数料 【ワンショット】
10万円以下:108円
20万円以下:220円
50万円以下:385円
100万円以下:660円
150万円以下:1,100円
300万円以下:1,650円
以降100万円ごとに:330円ずつプラス
※上限手数料:3,300円
【定額プラン】
100万円以下:0円
200万円以下:1,430円
以降100万円ごとに:550円ずつプラス
取り扱い商品 ・国内株式
・投資信託
・FX
・CFD
・先物、オプション
取引ツール 【PC向け】
・岡三ネットトレーダー
・岡三RSS
・岡三ネットトレーダーライトF
・岡三アクティブFX インストール版
・岡三アクティブFX WEB版
・岡三オンライン株365 WEB版
・ネットトレーダー株365
・RSS 365CFD
【PC、スマホ、タブレット向け】
・岡三ネットトレーダーWEB2
・岡三かんたん発注
【スマホ、タブレット向け】
・岡三ネットトレーダースマホF
・岡三アクティブFX スマートフォンアプリ
・岡三オンライン株365 スマートフォンアプリ
【スマホ向け】
・岡三カブスマホ
・岡三ネットトレーダースマホ
【タブレット向け】
・岡三ネットトレーダースマホF for iPad
・岡三アクティブFX iPadアプリ

 

  • 株式は1日50100万円までなら無料で取引できる(定額プラン)
  • 投資信託の取り扱いは充分豊富
  • 非課税制度は一般NISA、iDeCoに対応
  • 資産運用の助言を受けられる「サポートコース」がスタート予定

岡三オンライン証券は、1日50100万円までの株式取引が無料になる「定額プラン」を提供しています。投信が500本以上で、iDeCoにも対応しています。

2020年初夏2021年からは「サポートコース」が始まる予定です。手数料などの条件はまだ確定していませんが、株式と投資信託に関して、電話やメールで相談ができるサービスです。

投資初心者にとって、プロに直接相談ができるのはありがたいですね。

10位:DMM.com証券 取引手数料の1%分ポイントバック

手数料 5万円以下:55円
10万円以下:88円
20万円以下:106円
50万円以下:198円
100万円以下:374円
150万円以下:440円
300万円以下:660円
300万円超:880円
取り扱い商品 ・国内株式
・外国株式
・FX
・CFD
取引ツール 【PC向け】
・DMM株 PRO+
・DMM株 PRO
・DMM株 STANDARD
・DMM FX PLUS
・DMM CFD STANDARD
・DMM CFD BASIC
【スマホ向け】
・DMM株アプリ
・スマホアプリ DMM FX
・DMM FX for smart phone
・DMM CFD スマホ
【PC、タブレット向け】
・DMM FX STANDARD

【FPおすすめポイント】新規開設後の1ヵ月間は株式手数料が無料

  • 株式手数料がネット証券の中でも比較的安い
  • 手数料の1%分の「DMM株ポイント」がもらえる
  • 新規開設後1ヵ月は株式の手数料が無料

DMM.com証券は株式手数料が比較的安いタイプのネット証券です。投資信託の取り扱いはありませんが、一般NISAと米国株に対応しています。また、株式手数料の定額プランはありません。

DMM.com証券では、株式手数料の1%分が「DMM株ポイント」として還元されます。貯まったポイントは1ポイント=1円で、1,000ポイント以上で現金に交換できます。

また、新規口座開設キャンペーンで、新たに口座開設した日から1ヵ月間は株式手数料が無料になりますよ。

おすすめのネット証券10社を「手数料」だけで比較!

株式や投資信託は、同じ銘柄ならどの証券会社で買っても全く同じ内容ですが、手数料は証券会社によって違います。

株式の手数料は、「取引1回ごとに計算するタイプ」と「1日の合計取引金額で計算するタイプ」があります。1日に何度も取引する場合、後者のタイプを選んだほうが有利に取引できる可能性があり、取引金額や条件によって各社に違いがあるため、一概にここが一番安いとは言い切れません。

各社の条件を確認したうえで、保有資産や投資スタイルにあわせて最も手数料がお得になる証券会社を選びましょう。

取引1回ごとに計算する手数料の比較

本記事で紹介したネット証券10社の国内株式手数料を比較します。まずは、取引1回ごとに手数料を計算するタイプを以下にまとめました。

1回の取引金額が
5万円 10万円 30万円 50万円 100万円
SBI証券 55円 99円 275円 275円 535円
LINE証券 買い:0円
売り:99円
買い:0円
売り:176円
買い:0円
売り:484円
買い:0円
売り:484円
買い:0円
売り:869円
楽天証券 55円 99円 275円 275円 535円
松井証券 - - - - -
SBI
ネオモバイル証券
- - - - -
むさし証券
トレジャーネット
82円 82円 192円 192円 352円
ライブスター証券 55円 88円 198円 198円 374円
マネックス証券 110円 110円 275円 495円 成行:1,100円
指値:1,650円
岡三
オンライン証券
108円 108円 385円 385円 660円
DMM.com証券 55円 88円 198円 198円 374円

5万円以下の金額だと、買いと売りの平均で考えれば「LINE証券」が最も安くなりましたが、それ以外の金額だと「むさし証券トレジャーネット」が最も安くなりました。

なお、「松井証券」と「SBIネオモバイル証券」は取引1回ごとに計算する手数料体系がありません。

1日の合計取引金額で計算する手数料の比較

次に1日の取引合計金額で計算する手数料を比較します。

1回の取引金額が
30万円 50万円 100万円 200万円 300万円
SBI証券 0円 0円 0円 1,278円 1,718円
LINE証券 - - - - -
楽天証券 0円 0円 943円 2,200円 3,300円
松井証券 0円 0円 1,100円 2,200円 3,300円
SBI
ネオモバイル証券
- - - - -
むさし証券
トレジャーネット
1,320円 1,320円 1,320円 1,320円 1,320円
ライブスター証券 440円 440円 660円 1,100円 1,540円
マネックス証券 500円 500円 500円 2,750円 2,750円
岡三
オンライン証券
0円 0円 0円 1,430円 1,980円
DMM.com証券 - - - - -

1日の取引金額の合計が50万円以下なら「楽天証券」「松井証券」は手数料が無料になり、「SBI証券」か「岡三オンライン証券」ならさらに100万円まで無料になります。

200万円でも「SBI証券」が最も安くなりましたが、300万円だと「むさし証券トレジャーネット」が最も安くなりました。

なお、「LINE証券」「SBIネオモバイル証券」「DMM.com証券」は、1日の取引合計金額で計算する手数料体系がありません。

おすすめのネット証券10社を「取り扱い商品数」だけで比較!

続いて、どんな商品を取り扱っているか、10社で比較してみましょう。投資信託と外国株以外に、債券やFXで比較しています。

取り扱い商品
投資信託 外国株 債券 FX
SBI証券
LINE証券
楽天証券
松井証券
SBIネオモバイル証券
むさし証券トレジャーネット
ライブスター証券
マネックス証券
岡三オンライン証券
DMM.com証券

ネット証券10社を比較すると、取扱商品の種類には結構差があることがわかりますね。

4つの商品をすべて用意しているのはSBI証券、楽天証券、マネックス証券です。この3社なら幅広い商品から資産運用を考えることができそうです。

各商品の概要は次の通りです。

投資信託 さまざまな金融商品を1つにしたもの
株式型や債券型など、タイプはさまざま
外国株 米国や中国など、海外企業の株式
※国内に上場している外国株もあります
債券 満期があり、満期まで利息収入がある商品
国債や外国債券などがある
FX 外国の通貨に投資
値上がり益や金利相当の収入(スワップポイント)がある

シーン別、こういうときはどのネット証券がおすすめ?

ここまで手数料などの基本的な事項でネット証券をランキングしましたが、「どこで開設すればよいか、いまいち分からない」という方もいらっしゃるでしょう。

ネット証券選びのヒントになるよう、おすすめのネット証券をシーン別に紹介します。

少額で投資をしたい人におすすめのネット証券

少ない金額で取引したい方は、「SBI証券」がおすすめです。おすすめのポイントを以下にまとめました。

国内株式 単元未満株 投資信託
SBI証券 100万円以下の
取引なら手数料無料
(アクティブプラン)
1株単位の取引OK
(手数料0.55%
最低55円)
100円から投資OK
全銘柄で販売手数料が無料

SBI証券は100万円までの国内株式手数料を無料にしています。少ない金額で取引したい方には嬉しい仕組みですね。

より少ない金額で取引したい方は「単元未満株」を利用しましょう。手数料は無料ではありませんが、1株単位の取引が可能です。投資信託も、SBI証券なら100円から投資でき、さらに販売手数料は掛かりません。

外国株式に投資したい人におすすめのネット証券

外国株式に投資したい方は「SBI証券」か「楽天証券」をおすすめします。

紹介した10社で外国株式に投資できるのは4社ありましたが、内容を確認すると「SBI証券」と「楽天証券」の取り扱いが豊富だとわかります。

株式に投資できる地域
SBI証券 9カ国
米国/中国/シンガポール/タイ/マレーシア
/インドネシア/韓国/ロシア/ベトナム
楽天証券 6カ国
米国/中国/シンガポール/タイ/マレーシア/インドネシア
マネックス証券 2カ国
米国/中国
DMM.com証券 1カ国(米国のみ)

特に「SBI証券」が9カ国と最も多い取り扱いです。2位の「楽天証券」が取り扱っている国をすべて取り扱い、さらに「韓国」「ロシア」「ベトナム」の3カ国も取り扱っています。

IPO株を買いたい人におすすめのネット証券

IPO株に投資したいなら「SBI証券」か「マネックス証券」、また「岡三オンライン証券」をおすすめします。

IPO株は、その銘柄を取り扱う証券会社に口座を持っている方にチャンスがあり、取り扱い実績には証券会社ごとに差があります。そのため、実績が多いネット証券で口座を持つのが基本戦略です。

本記事で紹介したネット証券のうち、「SBI証券」「マネックス証券」「岡三オンライン証券」は2020年中のIPO実績TOP3です。以下にまとめます。

2020年のIPO取り扱い実績
(2020年12月3日時点)
SBI証券 61社
マネックス証券 38社
岡三オンライン証券 36社
楽天証券 27社
むさし証券トレジャーネット 13社

取引ごとにネット証券口座を複数持つという選択肢も

ネット証券はどれも同じように見えるかもしれませんが、比較してみると少しずつ違いがあります。

1日50万円までの取引ならSBI証券、楽天証券、松井証券、岡三オンライン証券が選択肢に、大きな金額での取引なら日産証券(オンライン)やむさし証券トレジャーネットが選択肢になるでしょう。

証券口座はいくつ持っていても構いませんから、取引ごとに専用の証券口座を複数持つという選択肢もあります。違う証券会社でも確定申告を行えば損益通算も行えます。

証券口座を開設してみる

口座開設数1位、IPO取扱数1位、投信本数1位、外国株取扱国数1位
>>SBI証券の口座開設はこちら

口座開設数2位、外国株や投資信託に強く、マーケットスピードも使える
>>楽天証券の口座開設はこちら

IPO当選確率を上げるなら!ツールも魅力的
>>岡三オンライン証券の口座開設はこちら

株主優待名人の桐谷さんも開設、少額取引の手数料が0円
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ネット証券 Q&A

Q. 証券会社選びのポイントは?

「手数料」「取り扱い商品数」「サポート体制」の3点に着目しましょう。手数料の安さや選択肢の多さに優れているのがネット証券です。

Q. おすすめのネット証券はどこ?

「SBI証券」です。豊富な投資信託取り扱い、充実したサービス内容、また100万円までなら無料で株取引できる定額プランがあることがその理由です。

Q. 少額投資したいならどのネット証券がいい?

やはり「SBI証券」です。100万円までの国内株式手数料を無料にしています。

Q. 外国株式に投資するならどのネット証券がいい?

外国株式に投資したい方には「SBI証券」か「楽天証券」をおすすめします。本編で紹介した10社で外国株式に投資できるのは4社ありましたが、内容を確認すると「SBI証券」と「楽天証券」の取り扱いが豊富だとわかります。

若山卓也
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。 AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。 AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有
 

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