お世話になった上司や活躍してくれた後輩に、感謝の思いを伝える退職祝いのプレゼント。大切な思いを伝えるからには失敗したくないですよね。退職祝いのプレゼントでNGの品物から相場やのしの付け方、渡すタイミングまでマナー全般、定番の品物をご紹介!贈る相手別に少し変わった品物もご紹介します。

退職祝いのプレゼント選びは退職理由が重要

【退職祝いのプレゼント】NGな品物から相場やマナーを紹介!贈る人別の少し変わった品物まで
(画像=『あそびのノート』より引用)

お世話になった上司、活躍してくれた後輩、一緒に働いてきた同期、同僚に対して、感謝の気持ちを伝える手段の一つが退職祝い。とはいうものの年代や性別によっても好みが違ったり、役職・立場によっても贈るべき品物の一般的な相場や格があったりします。せっかく感謝の気持ちを伝えようと思っていても、マナーや渡してはいけない品物などの一般常識・ルールを知らないと、伝わる気持ちも伝わりませんよね。ポイントを抑えつつ、大切な思いを伝えましょう。

定年退職:お花・旅行券・趣味に関するもの

【退職祝いのプレゼント】NGな品物から相場やマナーを紹介!贈る人別の少し変わった品物まで
(画像=『あそびのノート』より引用)

定年退職した方への定番ギフトはやっぱりお花。きれいなお花ギフトは贈る相手を選びませんし、予算もこちら側である程度決められるので渡しやすいアイテムです。現役時代にお世話になった方やプライベートでも付き合いのある方など、相手の趣味をよく知っている場合は趣味に関するアイテムを贈るのが良いでしょう。退職後、自分の時間が増えたときに使ってもらえるようなものという視点で考えてみると良いですね。

また、時間に余裕ができて旅行にいきたい!という方もいらっしゃるはず。そんな方にはクルージングやいろいろな体験ができる旅行チケットなどを贈ってみてはいかがでしょうか。後ほど、アソビューストアおすすめのチケットをご紹介していきます!

寿退社や出産による退職:キッチン用品・子ども服

【退職祝いのプレゼント】NGな品物から相場やマナーを紹介!贈る人別の少し変わった品物まで
(画像=『あそびのノート』より引用)

結婚を機に退職する方の多くはその後キッチンに立つ機会が増えるので、便利なキッチンアイテムを贈ると喜ばれるはず。最近はおうち時間が増えたことにより、時短アイテムや画期的な商品が数多く登場しています。そして、出産を機に退職、もしくは育休に入る方には、子ども服やおもちゃなどのアイテムがおすすめです!

一方でプレゼントにはNGのキッチン用品もあるのでご注意を。例えば、「割れる」という言葉が連想されるガラス製の食器、「縁が切れる」という意味に捉えられてしまう刃物を贈るのはおすすめできません。贈る相手との距離が近く、欲しいと要望があるとき以外は避けた方が無難でしょう。

転職をするために退職:珍しいビジネスグッズ

【退職祝いのプレゼント】NGな品物から相場やマナーを紹介!贈る人別の少し変わった品物まで
(画像=『あそびのノート』より引用)

まだまだ一緒に働きたいけど、ステップアップのために退職される方もいます。そんな方にはやはりビジネスグッズがおすすめです。自分では買わないけど、あると便利なアイテムを贈ると喜ばれるはず。最近では在宅メインの仕事スタイルの方もいるので、次の仕事の業種や働く場所などをあらかじめ聞いてみると良いかもしれません。

ただ、ここでもNGの退職祝いがあります。実は文房具の贈り物は「勤勉になってください」という意味として捉えられる場合があるので、特に目上の方に贈る場合は気をつけましょう!

退職祝いのプレゼントのNGや相場などのマナー

【退職祝いのプレゼント】NGな品物から相場やマナーを紹介!贈る人別の少し変わった品物まで
(画像=『あそびのノート』より引用)

退職祝いでは、避けた方が良い品物がいくつかあります。立場や間柄によっても渡してはいけないものがあるので注意しましょう。ただ、あくまで相手によっての捉え方なので、欲しいものであれば問題はありません。

渡すのにおすすめできないNGの品物

①パンツや靴下などの下着や靴、スリッパ

下着などの肌着については、一般的に生活に困っている方にあげるものとされており、モラルとして贈り物に相応しくありません。靴やスリッパなど足元に着けるもの、マットなど足で踏みつけるものも失礼にあたります。

②ハンカチ

ハンカチはつい贈ってしまいがちですがNGの品物です。理由はハンカチに込められた意味に関係があります。ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と書きます。この漢字の表記が、「手切れ(てぎれ)」を想像させるため、お祝いの場では相応しくないと言われています。

③櫛(くし)

女性向けのプレゼントで注意したいのが「櫛(くし)」です。櫛については、「くし」という読みが、書き方を変えると、「苦」「死」を連想させる可能性があるため、NGとされています。この理由については、他に「く」や「し」、「九」や「四」が読み書きで当てはまる品物は全般的に注意したいですね。

④お茶

茶葉のセットなど重宝しそうですが、お茶関連の品物もNGです。お茶は香典返しなどお悔やみの場で使われることがあり避けた方が無難です。

⑤文房具

万年筆やボールペンなど、一見適しているように思えますが、文房具については要注意です。文房具には「勤勉に」という意味が込められており、目上の人に対し失礼な意味に捉えられる可能性があります。

⑥名刺入れ、カバン、ネクタイなどビジネスグッズ

定年退職の方に対してビジネスグッズは、「もっと働け」という意味に解釈される可能性があるため、贈らない方が良いでしょう。後輩や若手には良いかもしれませんが、渡す相手によって注意が必要なアイテムです。

⑦時計

プライベートでの利用シーンも想定できる時計ですが、一般的に②のビジネスグッズのイメージが強いため、避けた方が良い品物になります。

⑧現金

入学祝い、結婚祝いなど現金でお祝いを渡すシーンもありますが、「生活の足しにしてください」というメッセージが込められるので失礼にあたります。心象としても「プレゼントを選ぶ手間を省いたのかな」など、余計な気持ちを抱かせてしまう可能性もありおすすめしません。

⑨割れもの

割れ物については「割れてしまう」、「壊れてしまう」という連想に繋がるため好まれません。刃物も結婚祝いなどで避けられますが、「縁を切りたい」という意味に捉えられることもあり注意が必要です。

プレゼントの価格の相場は関係性によってさまざま

【退職祝いのプレゼント】NGな品物から相場やマナーを紹介!贈る人別の少し変わった品物まで
(画像=『あそびのノート』より引用)

上司や先輩に渡す場合

個人:3,000円~5,000円程度
複数人の連名:30,000円程度

同期や同僚、部下に渡す場合

個人:3,000円程度
複数人の連名:10,000円程度。

退職祝いについては、渡す相手の立場や役職、関係性、個人で渡すか、連名で渡すか、によって相場が変わるようです。あまり安価なものを渡しすぎても角が立ちます。

一方で、退職祝いのお返しは基本必要ないですが、高価すぎるものを贈ると贈られた側が気を遣ってしまいます。相場や社内でのこれまでの慣習、関係性に合わせて適切な価格帯を選びしましょう。

プレゼントを渡すタイミングは1・2週間前

【退職祝いのプレゼント】NGな品物から相場やマナーを紹介!贈る人別の少し変わった品物まで
(画像=『あそびのノート』より引用)

部署メンバーで集まってメッセージカードや寄せ書きと一緒に渡すケースや、特にお世話になった方や感謝の気持ちを伝えたい相手に、個別に渡すケースなど、退職祝いを渡すタイミングはそれぞれ違います。

いずれのケースにおいても、本人の退職が正式に決まってから、もしくは辞令が出てから、1週間~2週間の間に渡すの一般的な渡すタイミングのようです。内示が出て知っているような場合でも、あまり早すぎると「早く出て行け」という意味に解釈される可能性があり好ましくありません。

また、退職日当日は身の回りの荷物などで手が一杯になるため、できるだけ避けた方が良いでしょう。 やむを得ない事情でどうしても退職日までにプレゼントを渡せない場合は、個別に食事や自宅に出向いて渡すケースもあるようです。

表書きは「御礼」・水引は紅白の「蝶結び」

【退職祝いのプレゼント】NGな品物から相場やマナーを紹介!贈る人別の少し変わった品物まで
(画像=『あそびのノート』より引用)

定年、出産、家庭の事情、途中退職など、退職の理由はさまざまなので、退職祝いののしについては注意が必要です。

「祝定年御退職」「感謝」「謹呈」「おはなむけ」「御祝」など、表書きに悩みがちですが、一番無難な書き方は「御礼」でしょう。「御礼」であれば、あらゆる退職理由に対応でき、一番失敗のない表書きとなります。表書きは、水引の結び目からみて上部に記載しましょう。 水引は、色は紅白を使用し結び目は「蝶結び」になります。水引の結び目からみて下部に贈り主の名前を記載。個人の場合は個人の氏名を、連名の場合は、「(社名or部署名)+一同」で記載しましょう。