ありのままに受け入れる「受容」

天皇陛下・皇后陛下は被災者の発言をありのままに受け入れています。被災者は喜び感動しています。これも自分の意見に同意され、自分が評価されたと感じるからです。このように、相手の発言や気持ちを、ありのまま受け入れることをカウンセリングでは「受容」と呼んでいます。

私たちには、「自分の発言や考え方を他人に受け入てほしい」という欲求があります。「なるほど」「私もそう思う」「その通り」など、受け入れるという返事をすると欲求が満足して嬉しくなります。

すると、優しさには優しさをもって返すという心理が働き、相手もやさしい気持ちで接してくれ、受け入れられるようになるというようになります。天皇陛下の優しさに触れた人たちは自分も優しくなれるのです。このように、好意には好意で返す心理を“返報性の原理”といいます。

感情を共有する「共感」

「共感」というのは相手の感情に寄り添って理解することです。共感は相手の気持ちを認めることです。自分の気持ちが認められて、カウンセラーを理解者だと考えて心を開くのです。

相手の感情を理解して、その気持ちをフィードバックすることで共感していることを伝えます。共感することは、無意識レベルで行われるため簡単ではありませんが、心がつながる感覚になるため、影響力は大きくなります。天皇陛下・皇后陛下も被災者に「それは大変でしたね」と共感しています。それに被災者は感動しました。

私たちは、自分の努力を認めて欲しいものです。相手が落ち込んでいる時には、天皇陛下・皇后陛下のように「それは大変でしたね」と声かけをしてください。また、良いことがあったら「よかった」「いいね」と声掛けをしましょう。このように、相手の気持ちを読み取って、相手の気持ち応じた声をかけるようにします。こうすると、あなたが共感していることを相手は理解します。

カウンセリングスキルで会話上手に

コミュニケーションが不得意の方には、少しの工夫でコミュニケーション上手になるので、このカウンセリングスキルを使用することがおすすめです。そして、天皇陛下・皇后陛下が被災地を訪れて被災者と会話している優しい姿を思い出してください。そうすれば会話上手になることでしょう。

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