群馬に伝わる郷土料理をくわしく解説！群馬へ旅行に行ったら一度は食べてみたい、名物の食べ物・料理をまとめてご紹介します。旅行ツウのトラベルライターおすすめのお店情報もお見逃しなく！
【1】水沢うどん
諸説ありますが、「日本三大うどん」のひとつに数えられることがある「水沢うどん」。400年ほど前、水澤寺（水澤観音）の参詣客向けに振る舞われたのが起源とされる手打ちうどんです。コシの強さと喉越しの良さが特徴で、食べ方は冷たく冷やして「ざるうどん」で食べるのがおすすめ。
水沢うどんのおすすめ店：元祖 田丸屋（渋川市）
天正10年創業の老舗うどん専門店。厳選した小麦粉と水沢の水に天然塩のみを使用した麺は、適度なコシがあり絶品です。つゆは3種類のこんぶを気候などによって使い分けるなど、食材にもこだわっています。
【2】もつ煮
「もつ煮」とは、牛肉、豚肉、鶏肉など、鳥獣の内臓を煮込んだ料理の総称のこと。養豚業が盛んだった群馬県では、安価で日持ちのしないもつを地元で消費するようになり、もつ煮が盛んに食べられるようになったと言われています。
もつ煮のおすすめ店：永井食堂（渋川市）
『秘密のケンミンSHOW』をはじめ数々のテレビ番組で取り上げられたことから、すっかり群馬のご当地グルメとして有名になった「永井食堂」のもつ煮。安くて美味しい！と評判のもつ煮ですが、提供時間も早く、注文して1分ほどで出されます。お土産用に「もつっ子」を販売しているので、気に入った場合は買って帰るのもおすすめ。
【3】おっきりこみうどん
おっきりこみうどんとは、幅広のうどんを野菜と一緒に煮込んだ料理です。「ほうとう」に似た料理で、実際に群馬の一部では「ほうとう」と呼ぶ場合もあります。
おっきりこみうどんのおすすめ店：四辻の齋嘉（旧斉藤家本宅）（桐生市）
桐生天満宮から東に向かって最初の十字路に建つ旧家が、明治から大正時代築の斎藤家（旧斎藤織物）の主屋です。4つの町に面した十字路に建つ事から、四辻の斎嘉と呼ばれていたそう。こちらでは、週末限定でおっきりこみうどんをいただけます。おいなりさんとセットになっていますよ。
【4】雷ラーメン
「辛味噌ラーメンの元祖」とも言われる辛さ自慢の雷ラーメンは、群馬名物のひとつです。お店によって「雷」「かみなり」「カミナリ」とメニュー表記が違い、味や具材もバラエティー豊か。雷専門店から普通のラーメン店まで、それぞれのお店でオリジナリティーあふれる雷ラーメンを楽しめます。
雷ラーメンのおすすめ店：風っ子大将（伊勢崎市）
「雷ラーメン」発祥の店。辛さは初心者向けの1番から、非常に辛い5番まで選べます。トッピングはコーン、ネギ、モヤシ、玉ねぎ、わかめに加え、なんといっても特徴的なのが山芋の千切り。麺は、コシのある中太麺です。
【5】ひもかわうどん
桐生グルメのひとつ。普通のうどんより横幅が広く、薄く伸ばされています。織物で栄えていた時代、女工さんたちが素早く食事ができるように、薄く平たく麺を延ばしたのが起源だそう。「ひもかわうどん」というネーミングは、きしめんのルーツである「芋川（いもかわ）うどん」が、なまって「ひもかわうどん」になったという説が有力です。
ひもかわうどんのおすすめ店：めん処酒処ふる川 暮六つ 相生店（桐生市）
ひもかわうどんの幅はお店によってまちまちですが、こちらの「ひもかわうどん」はなんと15cm！とにかく麺がツルッツル、モッチモチしており、桐生に来たら必ず寄りたいお店です。ただしこちらは人気店のため、混雑覚悟で訪問しましょう。
