こんにちは、テンナイン・コミュニケーションの英語講師 西田匡吾です。

先週は「否定」について解説しました。

きょうごのえいご 10 否定 英文法~基礎編~

「否定」を使いこなせると、自分が伝えたいことを正確に表現できるようになります。何度も練習してみてください。

今週は「代名詞」について、解説します。
代名詞とは、itやoneなどのことなのですが、使いかたを知っていると、英語で文をつくるのがとても速くなります。
例えば、次の日本語を英語にしてみてください。

「このアプリによって、お客様がQRコードを読み込んで商品情報を知ることができるんです。」

日本語も複雑で難しいですよね。
まず最初の「~によって」を何と言えばいいかわからないと、ひと言も英語が出なくなってしまいます。
ここでitのフレーズを使うと、英語の文をつくるのが楽になります。
《もの・こと》 make it possible for《ひと》to do「《もの・こと》は、《ひと》がto doすることを可能にする」というフレーズです。
言い換えると、「《もの・こと》によって、《ひと》はto doできる」という意味になります。
これを知っていると、すぐに文の大枠がつくれます。

This app makes it possible for customers to QRコードを読み込んで商品情報を知る.

ひと言も話せなかったのが、itのフレーズを知っているだけで、文の途中まで一気に話すことができるのです。
これは、英語で話す時の負担をかなり軽減してくれますし、リスニングの際にも文の途中までを一気に理解できるようにしてくれます。
後半は、by doing「doingすることによって」というフレーズを使います。

to learn the product information by scanning the QR code「 QRコードを読み込んで商品情報を知る」

全て組み合わせると、次のような文になります。

This app makes it possible for customers to learn the product information by scanning the QR code.

一見複雑に思える日本語も、パーツとなる英語のフレーズを知っていると、それを組み合わせることで素早く文をつくることができます。
そして、このように文の大部分を一気につくることができるフレーズが、代名詞itのフレーズなのです。
これらフレーズや使いかたを、YouTube「きょうごのえいご」で詳しく解説しています。
ぜひ見てみてください!

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