前回の、少しでも高い金利の銀行の探し方に続きまして、今回は手数料を下げる・なくす方法についてです。(この記事で紹介する手数料やサービスはすべて2021年7月10日時点)。 (以下、佐藤治彦さんの寄稿です。)
振込手数料って何であんなに高いの!
毎月の給料日の25日。皆さんはちゃんとランチを食べる時間を確保できてますか?
月末に近いこの日、夕方5時きっかりには退社できなくて、ランチタイムを削って銀行のATMに並ぶ人が多いものですね。会社終わりの6時過ぎだと時間外手数料がかかることが多いから。そういう人がお昼時にATMに長蛇の列になるんですよね。
で、当面必要なお金と家賃の振込をする。10万円の家賃なら送金手数料は440円。更新時には不動産屋さんへの支払いもあったりして、また440円。来月はクラス会があるので、その会費の支払いが8000円で、こちらは手数料が330円。
いくつも支払い手続きの作業をしていたら、後ろで並んでる人に舌打ちされたりしてね。
作業を終えたら、昼休みはあと15分。コンビニでおにぎりを買って食べるしかありません。給料日なので自分にご褒美と、いつものツナのおにぎりでなく、分厚い紅ジャケが入ってる180円のおにぎりですか。
それって幸せですか?
銀行の振込手数料って自分で作業しているのに何であんなに高いの!と思いませんか? 例えば、家賃をATMから毎月振り込んでいたら、その手数料は1年で4840円になったりします(3大メガバンクの場合)。これを安いと思う人がどれだけいるんでしょうか?
ちなみに3大メガバンクの場合。3万円以上の振込を銀行のATMからする場合は揃って税込440円です。 3万円以下の場合は220~330円まで、これは銀行によってマチマチです。
今回は、この手数料を下げる、もしくはなくすことを考えます。
振込手数料を支払わないために実践していること
僕の場合、今から30年くらい前までは、この振込手数料を払っていました。それが、この20年は振込手数料を払ったのは2回だけです。合計金額400円くらい。
毎月何か所も振込はするのですが、手数料のかからない方法にしています。そして、銀行に行く時間もかからないようにしています。美味しいラーメンを食べるために並ぶのなら仕方ないですが、自分のお金を引き出すためや、人にお金を払うために並ぶなんて嫌ですから。
この振込手数料を支払わなくするために、していることは2つ。
日本で最も口座数の多いゆうちょ銀行と3大メガバンクでもダントツの三菱UFJ銀行の口座を持ち、ネットバンキングができるようにする。 これで、たとえ他人の口座であっても三菱UFJ銀行だったら回数無制限に、ゆうちょ銀行なら毎月5回まで振込手数料なしで、自宅から24時間好きな時に振り込めるようになります。
問題はこの2つの銀行以外の場合です。地方銀行や信用金庫、信用組合。外国銀行の日本支店やネットバンクの場合もあるのです。家賃の支払いに毎月440円払っている人は、そういう場合だと思います。
そういう他行あての振込手数料を無料にしてしまう方法はいくつもあるのです。
ネット完結銀行のオススメはauじぶん銀行
まず、最近人気のネット完結銀行。通帳も店舗もなく、スマホやパソコンでネットだけで完結する銀行のことです。
もしも100万円以上のお金を預けることができるのなら、オススメはauじぶん銀行。 店舗などはない、三菱UFJ銀行系のネット銀行(auユーザーでなくてもOK)で、キャッシュカードは発行されます。
ここで100万円以上預けておくと、他行あての振込が毎月8回まで無料となるのです。 自分のパソコンやスマホから操作ができるので、銀行に行く必要はありません。
また、現金が欲しい時は、三菱UFJ銀行のATM、セブンイレブンにあるセブン銀行、ローソンにあるローソン銀行、そのほかのコンビニにあるイーネットから毎月8回まで無料で引き出せます。 これらの無料サービスを受けるためにはステージ4になる必要があり、その条件が資産預かり100万円以上ということなのです。
100万円はちょっと難しい人もステージ4にする方法があります。それは、給与振込(5万円以上)を指定すれば、50万円以上の預け入れで同じようなサービスを受けることができるのです。