「1人分の料理だけパパっと作りたい」ことって、結構ありませんか? ひとり暮らしでも家族と住んでいても、個食の機会は意外と多いもの。でも一般的なレシピは「2人分」や「4人分」が多いし、1人分のために鍋やフライパンの洗い物をするのも面倒ですよね。

レンチン調理でグッとおいしくなるコツ6つ。ラップのかけ方にも正解がある
(画像=『女子SPA!』より引用)

そんなときに便利なのが「レンチン調理」!25年以上レンジ調理を研究してきた料理研究家の小田真規子さんは、「レンジは1人分の料理をつくるのにぴったりの道具」だと言います。

 今回は、小田真規子さんの著書『レンジでおいしい!1人分の定番おかず』より、「失敗知らずでおいしくできる、レンチン料理のコツ」をお教えします!(以下、本書より抜粋・再構成)。

レンチン調理の成功のカギ

 火加減いらずでほったらかし調理ができて、洗い物も少なくて便利なレンチン調理。でも「加減がわからなくて失敗しちゃうのよね」という人も多いのでは?

 おいしく仕上げるには覚えておきたいコツがあります。まずは、どの料理にも共通する基本ルールをマスターしましょう。

コツ① 耐熱の平皿とボウルと使う

レンチン調理に向くのは、熱がムラなく行き渡りやすい耐熱製の平皿とボウル。1人分のおかずをつくるなら、平皿なら直径2cm程度、ボウルなら直径17cm程度のものが使いやすいサイズでおすすめです。

コツ② 食材の配置を工夫する

レンチン調理でグッとおいしくなるコツ6つ。ラップのかけ方にも正解がある
(画像=『女子SPA!』より引用)

レンジの中央は熱の当たりが悪く、加熱ムラができやすいので、材料の置き方をひと工夫。肉や魚は真ん中をあけるようにして並べると、短時間で均一に火をとおすことができます。

コツ③ 素材の水分を味方につける

レンチン調理でグッとおいしくなるコツ6つ。ラップのかけ方にも正解がある
(画像=『女子SPA!』より引用)

野菜を敷くなどして、素材から出る水分を利用して少ない調味料で調理。そうすれば、炒め物なども水っぽくなる失敗がなく、味のしっかりからんだコクうまに仕上がります。