意外と知らない「新米」の基本知識。

夏の終わりに到来する“おいしい知らせ”と言えば、今年収穫されたばかりの「新米」の登場ではないでしょうか。

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 すでにスーパーやお米屋さんでは、さまざまな品種の新米がずらりと並び、ほっこり食欲をかき立ててくれています。でもみなさん、新米をおいしく炊くコツって、心得ていますか? 土鍋で炊くような気合いも素敵ですが、まずは身近な炊飯器でおいしく炊き上げるコツを知りたい人は少なくないはずです。

 そこで今回は、「新米を炊飯器でおいしく炊くために“知っておくべき5つのこと”」をご紹介したいと思います。意外と知らないこともあると思うので、改めてチェックしてみてくださいね!

①「水少なめ」はNG!

新米を炊飯器でおいしく炊く“5つのコツ”。早炊きモードがおすすめなワケ
(画像=目盛りよりやや少なめ=1合(180ml)につき10ml少なくする、『女子SPA!』より引用)

「新米は水分を多く含んでいるから水は少なめに……」と考えている人は少なくないでしょう。実はコレ、ちょっと昔の話らしく、現代のお米は“新米も古米も水分量は15%程度”と決められて出荷されているそうです。

 そこで、水分量は“少しだけ多め”とイメージしつつも、そもそも炊飯器は土鍋などに比べてふっくら柔らかく炊けるようになっていることを加味して水分量を決めましょう。

 実際に検証してみましたが、「目盛りよりやや少なめ=1合(180ml)につき10ml少なくする」と、1粒ずつほぐれるような新米が炊きあがりました。

②「浸水なし」はNG!

新米を炊飯器でおいしく炊く“5つのコツ”。早炊きモードがおすすめなワケ
(画像=浸水時間は長めに、『女子SPA!』より引用)

「新米は浸水させなくて良い」と考えている人もいるようです。しかしながらこれは、逆。

 古米のほうが水を吸いやすく、新米は表面がつるつるしていて水を吸いにくいので、浸水時間(通常夏は30分、他は1時間と言われる)を長めにしたほうがふっくら炊き上がります。

 実際に浸水なしで炊いてみたところ、やや芯があるような仕上がりに。食感の好みは人それぞれですが、ふっくらみずみずしさを重視したい人は、浸水を1時間(残暑)~2時間(涼しくなってきたら)にしたほうが良いでしょう。

 ちなみに、ベタベタ感のないふっくら粒立ちにこだわりたい人は、内釜を冷蔵庫に入れて浸水させるか、炊く直前に氷を入れて炊く(氷の量は予め想定)と仕上がりに差がでてきます。