マスクがひとつのファッションと化した現代。UVカットのマスクもあるし、悪いことばかりじゃない、とマスクライフを謳歌しているあなた。もしかしたら、マスク老け予備軍かもしれません。
『マスクしたまま30秒!!マスク老け撃退顔トレ』(集英社)の著者、歯科医師(ホワイトホワイト院長)兼、口もと美容スペシャリストの石井さとこ先生(@satoko5331)は言います。
「マスクの下で顔を動かさない。人目も気にならないので、メイクやお手入れもせず、緊張感なし。そんな生活習慣が女性を『マスク老け』へと誘っているのです」。
ドキッとしてマスクをはずした人、いますよね。鏡を見て、あなたの顔は以前と変わっていませんでしたか。
マスク老けをチェックしよう
ほぼ1日中、顔の半分以上をマスクで覆われている昨今。肌荒れや湿疹など、不調をうったえる人も多いですが、他にも無視できない弊害があるのです。本書からまとめて抜粋してみましょう。
1 口臭 マスクをしていると水分不足になりがち。口の中が乾くと、臭いのもととなる嫌気性菌が発生し、口臭の原因となる。
2 歯の汚れ、くすみ 仕事がリモートになり、つい歯磨きをおざなりにしてしまう。自宅でコーヒーや紅茶を飲みすぎてしまうことも。
3 顔のたるみ、シワ 顔や口もとの筋肉の運動量が減ると、筋肉にリンパ液を押し流す動きが減少。結果、むくみやすくなり、筋肉の衰えも進行してしまう。
いかがですか。一番気になるのは3番ですよね。マスクで隠されているから大丈夫、マスクは顔の一部……、そんないいわけとは今日でサヨナラ。この状況を逆手にとって、マスクの中、いつでもどこでも顔トレしちゃいましょう。
マスクの中で差をつけよう
マスクの中で差をつけよう 習慣とは恐ろしいもので、人から見えていないと思うと気持ちもゆるむのです。誰かと食事をする時、マスクの中でゆるんでいた口もとを慌てて引きしめた経験が私にもあります。
「幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ」という名言があるように、頬や口もとを上げれば、気持ちも上がるのです。
いずれおとずれるマスクなし生活のために、今、顔をグレードアップしようじゃないですか。まずは定番、「10秒舌回し」から。本書より簡単に解説しますね。
☆10秒舌回し 口角の裏側を出発点に、上の歯茎を舌でなぞるように前歯、反対側の口角、下の前歯とぐるりと動かす。逆方向も同様に、10秒かけてゆっくり動かす。
たかが10秒、されど10秒。口内を舌ですみずみまでキレイにする感覚でやると、けっこう疲れます。「唾液もたっぷり出て口臭も防げる」と本書。食後の習慣に加えたいです。