袱紗がないときのおすすめの代用品
袱紗が式典において重要なものであることは分かっていただけたと思いますが、実は袱紗を一枚も持っていないという人がいるのも事実です。
袱紗には何千円や何万円とするものがあり、そこまでお金をかけられないという人もいるでしょう。
ここではそんな袱紗を持っていない人が、式典に出席する際に代わりとして使用できるものをいくつか紹介していきます。
代用品①風呂敷
一つ目は風呂敷です。
上記でも紹介しましたは、袱紗は以前は風呂敷としていたことがあり、モノを包むという用途はどちらも同じですので、袱紗の代用品として使用しても何の問題もありません。
風呂敷を持っている家庭もだいぶ少なくなってきているかと思いますが、祖父や祖母が持っているかもしれないので、一緒に暮らしている場合は相談してみるといいでしょう。
ただ、風呂敷のサイズには十分注意が必要です。
大きすぎる風呂敷ではうまく包むことができない可能性があり、かえって見た目が悪くなってしまう恐れがあります。
また、行事によっては派手すぎるものやカジュアルすぎるものは好ましくない場合があるので、デザインにも気を付けて選ぶようにしましょう。
代用品②ハンカチ
もう一つの代用品にハンカチが挙げられます。
ハンカチを持っていないという人はあまりいないと思うので、この方法は一番実践しやすいです。
同じ布という観点からは問題ありませんし、モノによっては袱紗と見分けがつかないようなハンカチもあるかと思いますので、まずは家にあるハンカチを確認してみましょう。
しかしハンカチも風呂敷と同様サイズとデザインには注意を払う必要があり、ハンカチは風呂敷とは反対に小さすぎる可能性があり、またおしゃれのためのデザイン性が高いものも多く存在しますので、それらをしっかりとチェックして式典に適したものを使用するようにしましょう。
袱紗の代用品の使い方
上記で紹介した代用品の使い方は、基本的には袱紗の使用方法と変わりはありません。
代用品の中心に品物を置き、品物にかぶせるように周りの角を追っていき、中身が見えないように包みましょう。
弔事では右の角、下の角、上の角、左の角の順に折っていき、慶事では左の角、上の角、下の角、右の角の順に折っていくというルールがありますので気を付けてください。