ハウステンボスやグラバー園、眼鏡橋などをはじめとする長崎県の観光スポットの中で、トリップノートの4万5千人の旅行好きトラベラー会員(2019年9月現在)が実際に行っている長崎県の人気観光地ランキングをご紹介します!
1位:ハウステンボス(佐世保市)
単独テーマパークとしては国内最大の、152万㎡の広大な敷地に広がるレジャースポット。オランダの街並みを再現した美しい園内には四季折々の花が咲き誇り、とくにチューリップは日本最多の700品種が観賞できます。そして夜にはお城や運河などが光でライトアップされ、煌めく夜景を楽しめます。
2位:グラバー園(長崎市)
日本の近代化に大きく貢献した、英国スコットランド出身の貿易商トーマス・ブレーク・グラバーによって建設された住居跡地。園内にある「旧グラバー住宅」は、世界遺産『明治日本の産業革命遺産群』を構成する資産のひとつで、文久3年(1863年)に建てられた日本最古の木造洋風建築です。また園内の「レトロ写真館」ではクラシックドレスをレンタルすることができ、ドレスを着て園内を散策したり、記念写真を撮ったりして楽しむのもおすすめ。
3位:眼鏡橋(長崎市)
寛永11年(1634年)に興福寺の黙子如定禅師によって架けられた、長さ22m、幅3.65m、川面までの高さ5.46mの、日本で最初のアーチ型石橋。川面にうつる橋の様子が”メガネ”のようであることから、「眼鏡橋」と名付けられました。東京都の「日本橋」、山口県の「錦帯橋」とならぶ”日本三大名橋”のひとつで、近年、恋が叶う”ハートストーン”さがしで女性に人気。
4位:大浦天主堂(長崎市)
元治元年(1864年)に在留外国人のために建てられた、日本最古の木造教会。見どころは教会内にある祭壇で、真ん中にあるステンドグラスには「十字架のキリスト像」が描かれており、脇にはフランシスコ・ザビエルやサンタ・マリアなど6つの像が安置されています。昭和8年(1933年)に国宝に指定されましたが、長崎市への原爆投下によって主祭壇が破損。その後修理を行い、昭和28年(1953年)に国宝に再指定されました。
5位:平和公園(長崎市)
世界平和と文化交流を祈念する施設として、昭和26年(1951年)につくられました。高さ9.7mの青銅製の「平和祈念像」は、天に指した右手は原爆の脅威、水平に伸ばした左手は平和を意味しています。そして被爆者のめい福を祈るために建設された「平和の泉」の噴水は、平和の鳩と鶴の羽根を象徴しています。
6位:長崎新地中華街(長崎市)
横浜、神戸とならぶ”日本三大中華街”のひとつで、日本で最初にできた中華街です。あわせて250mの十字路には長崎名物のちゃんぽんや皿うどんの名店がズラリと並び、また土産店やチャイナグッズを販売するショップなど40店ほどが軒を連ねます。毎年2月には”ランタンフェスティバル”で大変な賑わいをみせます。
7位:オランダ坂(長崎市)
出島に住むオランダ人の影響から西洋人を”オランダさん”と呼び、外国人居留地のある坂は「オランダ坂」と呼ばれていました。現在はおもに、活水学院下の坂、活水坂、誠孝院(じょうこういん)前の坂がオランダ坂と呼ばれており、趣のある石畳のある坂道を見ることができます。
8位:稲佐山展望台(長崎市)
”世界新三大夜景”に認定された、1,000万ドルの夜景といわれる長崎市街の夜景を眺めることができる絶好のスポット。各主要ホテルから無料循環バスが出ています(長崎ロープウェイ/無料送迎バス事前予約が必要)。バスでロープウェイ乗り場に着いたら、ロープウェイで山頂へ向かいます。東京タワーと同じ標高333mの山頂に、円柱型のデザイン性のある展望台があり、天気のいい日には雲仙や天草、五島列島までも望みます。
9位:端島(長崎市)
長崎港から南西の海上約17.5kmの場所にある、通称”軍艦島”とよばれる島。大きさは南北に約480m、東西に約160mととても小さく、明治から昭和にかけて海底炭坑によって栄えました。最盛期の1960年(昭和35年)には、当時の東京都区部の9倍もの人口密度でしたが、1974年(昭和49年)に閉山、現在は無人島になっています。
世界遺産「明治日本の産業革命遺産」を構成する資産のひとつで、ツアーでのみ上陸が可能です。高層ビルが建ち並ぶ側には安全面から訪れることはできませんが、かつての炭坑の現場を含め3つの見学スポットに立ち入ることができます。世界的に類を見ない島の成り立ちにも驚きますが、ガイドさんが当時の過酷な労働環境についても教えてくれ、炭坑という仕事や日本の歴史について深く考える機会となります。
10位:出島和蘭商館跡(長崎市)
扇型の形をした人工島である「出島」は、日本で唯一西洋に開かれていた貿易の窓口でした。大正11年(1922年)に「出島和蘭商館跡」として国指定史跡となり、貿易が行われていた当時の建物の復元がつづいています。
見どころのひとつが「カピタン部屋」。オランダ商館長(カピタン)や商館員たちが暮らしていた建物で、35畳の広さを誇る大広間では、牛肉やワインなどをテーブルに並べてクリスマスパーティーを行っていた様子が再現されています。