エンジェルロードや寒霞渓などの有名な絶景スポットはもちろん、”天空の鳥居”として近年注目を集める神社や、古代ギリシャの劇場をモチーフにした野外音楽広場など、全国的には知名度がそこまで高くない絶景スポットなど、香川県の絶景スポットをご紹介しています。
【1】父母ヶ浜
ボリビアのウユニ塩湖のようだと近年話題になっている「父母ヶ浜」。約1kmの砂浜が続く海水浴場で、”日本の夕日百選”にも選出される夕日の美しさでも知られています。
ウユニ塩湖のような写真を撮影するには干潮時に行くのがポイント。風がなく水面が波立たなければ、砂浜にできる潮だまりが鏡のようになって、美しい光景を目にすることができます。事前に日の入り時刻、干潮時刻をチェックして出かけましょう。
【2】栗林公園
『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で最高評価の三つ星を獲得しました。国の特別名勝に指定されている文化財庭園のなかで最も広く、その面積は東京ドーム3.5個分。さらに背景の紫雲山を含めれば約75ヘクタールと、なんと東京ドーム16個分にも及びます。園内随一のビュースポット「飛来峰」からは南湖を一望する素晴らしい絶景が楽しめます。
栗林公園の歴史は古く、16世紀後半、地元の豪族佐藤氏によってつくられました。その時はまだまだ小さい庭でしたが、1631年頃この地を治めた生駒家の家臣により現在に近い大きな庭園の基礎がつくられました。
のちに生駒氏から松平氏へと藩主が変わり、基礎が築かれてから100年以上経った1745年に完成。完成から明治維新まで228年間、高松松平家の下屋敷として使用されていました。
そして、明治8年(1875)に県立公園として一般公開され、昭和28年(1953)に「特別名勝」に指定されました。
【3】高屋神社(本宮)
”天空の鳥居”として最近人気を集めている「高屋神社」。山麓には下宮、中腹には中宮があり、そして稲積山の山頂、標高407mの場所にある本宮に”天空の鳥居”があります。観音寺市内、そして瀬戸内の燧灘(ひうちなだ)と有明浜を一望する景色も素晴らしく、下宮から40〜50分ほどかけて歩いたかいがある絶景。晴れた日は石鎚山まで望むことができるそうですよ。
本宮近くまで車で行くことも可能です。車の場合は高屋神社の参道があるちょうど反対、山の裏側から上がって行くようになります。
【4】雲辺寺山頂公園
雲辺寺ロープウェイで、標高約920mの雲辺寺山頂公園へ行くと、そこには瀬戸内海を見下ろす絶景の「天空のブランコ」があります。空へ海へと飛び出しそうな爽快感と、スリルも味わえるブランコの隣には、瀬戸内海を背景に撮影できる天空のフォトフレームもあります。
【5】銭形砂絵
”これを見たものは一生お金に困らない”という言い伝えがある「銭形砂絵」。有明浜の白砂に描かれた「寛永通宝」の大きさは東西122m、南北90mで楕円形をしていますが、琴弾山山頂の展望台からは綺麗な円形に見えます。
日没から22時までライトアップされ、日中とは違った幻想的な「銭形砂絵」を見ることができます。通常はグリーンですが、期間限定でゴールドやブルーにライトアップされる事もあるそうですよ。
じつは展望台から眺めるだけでなく、砂絵のすぐ近くまで行くことができます。近くでは何がなんだかわかりませんが、そのスケールの大きさは実感できるでしょう。