【2日目/11:00】数量限定!古い町並みにある人気店「坂口屋」で飛騨牛の絶品丼を堪能!
飛騨の里で自然と歴史を楽しんだ後は、再びさるぼぼバスに乗ってバスセンターへ戻ります。その後、再び古い町並みに行って早めのランチを食べましょう。今回訪れたのは、上三之町にある「坂口屋(さかぐちや)」。明治時代創業の老舗で元々宿屋でしたが、昭和後期に食事処としてリニューアル。飛騨牛を味わえるお店として、人気を集めています。
おすすめは「飛騨牛うっしし丼」。とろけるサシがが入ったA5等級の飛騨牛を使った丼で、お肉はトロっとした食感。脂身の旨さも味わえます。数量限定の一品で週末には売り切れてしまう場合もあるので、ぜひ試してみて。
また店内またはテイクアウトで飛騨牛の握り寿司を味わうことが可能。店内では皿で、テイクアウトではえびせんべいの上にのせて提供しており、ご飯と混ざり合う濃厚なタレの旨さも堪能できますよ♪
【2日目/12:00】現存する貴重な代官所建物「高山陣屋」で歴史を学ぼう!
江戸時代前期、山林資源を確保するために飛騨の地を直轄領にした江戸幕府。その中でこの地を治めるため、代官所として設置したのが、高山陣屋(たかやまじんや)です。かつて全国の60以上陣屋がありましたが、主要な建物が現存しているのは、ここだけ。貴重な史料な風景を見ることができます。
玄関を入ると最初に出迎えるのは、青海波(せいがいは)の模様を描いた「玄関の間」。江戸時代に流行った文様で、美しい花とともに見学者をお迎えします。
陣屋には、年貢の取り立てや裁判を行う郡代役所(ぐんだいやくしょ)がありました。その中で江戸時代後期に改築された大広間や、事件の取り調べや裁判を行った御白洲(おしらす)、幕府から派遣された役人が執務を行った御役所(おんやくしょ)などを見学できます。
また家族と一緒に飛騨へ赴任したことに伴い、陣屋内には生活感を感じられるフロアも。代官が寛いだ居間にあたる「嵐山之間(らんざんのま)」や、かまどや囲炉裏がある台所などからは、当時の暮らしぶりを感じられます。
役宅の縁側からは美しい庭園を眺めることが可能。秋になると、色鮮やかに彩られた紅葉を見られます。庭園を背景に写真を撮ってみては。
さらに陣屋内には、うさぎの形をした「真向兎(まむきうさぎ)」と呼ばれる金具が施されています。江戸時代前期に活躍した茶人で建築家の小堀遠州(こぼりえんしゅう)がデザインしたもので縁起が良く、魔除けの意味合いがあるといわれています。ぜひ探してみては。
奥に進むと2,000俵もの年貢米が貯蔵されている「御蔵(おんくら)」に到着。ここでは、飛騨の歴史を学ぶことができ、戦国時代にこの地を治めた大名・金森長近(かなもりながちか)や、江戸時代後期に起こった大原騒動、幕末に活躍した山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)など、高山ゆかりの偉人や出来事に関する史料を見ることができます。
陣屋の見学前後に「陣屋だんご店」で名物「みたらしだんご」を食べるのもおすすめ♪
高山陣屋を見学した後は、近くにある「陣屋だんご店」に立ち寄りましょう。かつて京都にある神社に供えられたといわれているみたらしだんごを提供しており、多い日では1日1,000本も売れるくらい人気を集めています。
「みたらしだんご」といえば、砂糖醤油のくず餡というイメージをお持ちかもしれません。でも高山を含む飛騨地方のみたらしだんごは、砂糖やくず餡を使わず、醤油のみ。醤油の香ばしい風味とお団子のもっちりとした食感が最高です。この他にも、焼きたてのだんごに海苔を巻いた「のり巻きだんご」(1本・税込110円)もおすすめ。
【2日目/13:15】古い町並みの町家カフェでひと休みしよう!
おしゃれなパフェを堪能!築150余年の町家カフェ「喫茶去 かつて」
せっかく飛騨高山に来たのであれば、ぜひ訪れたいのが、おしゃれな町家カフェ。古い町並みを中心に多くのお店があります。その中で人気のお店のひとつが「喫茶去(きっさこ) かつて」。築150余年の町家をリノベーションしたカフェで、和モダンの静かな空間で古い町並みを眺めながら、静かなひと時を楽しめます。
おすすめは高山の晩冬をイメージした「白いパフェ 雪どけ」。塩せんべい、バニラアイス、生クリーム、ソーダ水のジュレのトッピングの下にはあずきも入っていて、せんべいのサクッとした食感と、あずきや生クリーム、アイスの上品な甘さが魅力です。甘酒をかけて試してみて。
抹茶にこだわったスイーツが味わえる「飛騨高山茶寮 三葉」
先程ご紹介した「喫茶去 かつて」に隣接する「飛騨高山茶寮 三葉(ひだたかやまさりょう みつは)」。江戸時代、町年寄(まちとしより)を務めた名家の屋敷跡地にある町家を利用したカフェで座敷や個室、テラスなどで有意義な時間を過ごせます。
主に提供するのは、抹茶を中心としたお茶を使ったスイーツ。中でも濃厚な抹茶クリームをたっぷり使った「抹茶モンブラン」は、中にアイスクリームで包んだイチゴが入っており、抹茶の風味とイチゴの甘酸っぱさがよくマッチしています。
またドリンクも充実しており、抹茶ラテ(税込660円)やほうじ茶ラテ、グリーンティーなど、豊富な種類のお茶を提供。「カフェラテアート」(税込550円)では、さるぼぼや合掌造りなど、自分で撮影した画像をラテアートにできるので、思い出の写真をラテアートで再現してみては。