再び海岸線へ
さて白浜毘沙門天を左手に、歩を進めると再び海が見えてきました。
白浜毘沙門天と「白浜」が付いていた通り、このあたりは浜が白いですね。ちょっとリゾート感もあります。
しかし白くて平らなところばかりではありません。岩礁のみちには、壁にはりついて歩いたり、円柱の上を歩いたりする、ちょっとドキドキするところもあります。(とはいっても、ゆっくり歩けば大丈夫です)
撮影スポット「盗人狩」へ
さて、次は「盗人狩」という、ちょっと物騒な地名をもつ場所に向かいますが、由来はのちほどご説明するとして、再び一般道に出ます。やはり一般道が迷いやすいので、写真で詳しく解説していきます。
まず、海岸を出ると、いきなり駐車場のゲートがあります。このゲートを越えて、一般道に出て
ぐんぐん進むと、左にそれる脇道が見えます。
この脇道に入っていくと、青いドラム缶が並ぶ道があらわれ、さらにその先に駐車場のゲートがあります。ここで行き止まりのように見えるのですが(ここで引き返してルートを見失う人も多いようです)。
実は駐車場のゲートのわきに「ここは、漁港区域及びハイキングコースとなっており・・・」と書かれています。そう、ここは正式なルートなのです。ということで、駐車場のゲートを越え、
再び、未舗装路に入ります。
この奥に行くと出ました!海岸のみち。
ここからの景色は本当にすばらしいんです。まるでゴジラの背中のようにギザギザが地面から突き出ています。奇岩だらけの景色。いったいどうしてこんな景色なったのか不思議です。
さて、このゴジラの背中を進むと、絶対にこのルートで撮影しておきたい(特に自撮り推奨)、「盗人狩」に到着です。
盗人狩は「ぬすっとがり」と読みます。その昔、盗っ人が追われていて、この断崖まで逃げてきました。下を見て、切り立った崖と荒々しい海に身がすくんでしまい、結果捕まってしまった。という逸話によるものです。
関東ふれあいの道の指定撮影ポイントにも
さて、盗人狩は自撮り推奨とお伝えしましたが、なぜかということ、ここは関東ふれあいの道の指定撮影ポイントなのです。
関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)は、関東地方の一都六県(東京都、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、千葉県、神奈川県)をぐるりと一周する長距離自然歩道です。総延長は1,799kmですが、多くの人々が楽しめるよう10km前後に区切った日帰りコースを160コース設定されています。
この、各県ごとにコースを踏破すると認定証が交付されるのです!認定方法は各コース指定の撮影ポイントで、申請者自身を入れた写真を撮影して、首都圏自然歩道連絡協議会に提出すると、認定証とバッジが交付されます。そんなコース認定証なんていらないよ、思われる方もいるかもしれません。しかし、いつどこであの時撮っておけばよかったー!と悔やむ時があるかもしれません。ぜひぜひ自撮りをお勧めしますよ。
まもなくゴール、宮川町バス停へ
盗人狩をこえて、波打った奇岩の道を歩いていきます。
ここで海岸とお別れです。
公衆トイレのわきに、バス停への案内板があります。「宮川町バス停へ」と記されています。
もうここまできたらほとんどゴール!舗装路のちょっとした坂を登って、終了です!
残念ながら「宮川町バス停」そのもの写真を撮ることを失念してしまったのですが、バス停の横にはこのような案内板がありまして
左下に「京浜急行三崎口駅行バス停のご案内」とあります。この「宮川町バス停」は、バスの本数が少ないため、バスの本数が多い近くのバス停を紹介しているのです。ちなみに、そのバス停までの距離は約2キロ。どうせ2キロ歩くなら・・・・
岩堂山へ!
だいたい2キロで、岩堂山 (いわどうやま)という山に登ることが出来ます。実はここ、神奈川県で最も低い山で、その標高なんと86.8 m!
山と疑いたくなるほど、舗装路の坂道を歩いていくと登頂できてしまうというお手軽な山です。足に余裕があれば、登頂してみてはいかがでしょうか?
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