奈良市の東大寺二月堂は、古都奈良に春を呼ぶ「お水取り」が行われる場所として知られています。この周辺には、風情ある参道のほか、お堂や神社が点在し、落ち着いた景観が楽しめます。観光客も少ない穴場なので、静かに散策できますよ。

東大寺二月堂とは

【奈良】風情ある参道や神社も!「東大寺二月堂」周辺を散策1.jpg
(画像=ゆきたか、トリップノートより引用)

東大寺二月堂は、奈良市の東大寺境内にあるお堂です。奈良の大仏で有名な東大寺大仏殿(金堂)の東の高台に建つ建物は、旧暦の2月に、奈良に春を呼ぶ伝統行事「お水取り(修二会)」が行われることから、このように呼ばれています。寛文7年(1667年)のお水取りの際に、失火により焼失したため、現在の建物は2年後に再建されたものですが、2005年12月には、国宝に指定されています。

東大寺二月堂まで歩こう

東大寺二月堂まで歩いてみましょう。いくつかのルートがありますが、こちらでは、東大寺大仏殿の北側から裏参道を経由して訪れる方法を紹介します。

中門から裏参道へ

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(画像=ゆきたか、トリップノートより引用)

東大寺二月堂へは、奈良の大仏が安置されている、東大寺大仏殿の裏側から歩いていくことができます。土産物店が軒を連ねる東大寺の参道から南大門をくぐり、大仏殿の手前の中門まで歩きます。中門の左手には、鏡池という大きめの池がありますので、これを目印にしてください。中門と大仏殿をつなぐ回廊があるので、その脇を通って大仏殿の裏に出ます。

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(画像=ゆきたか、トリップノートより引用)

こちらが大仏殿の裏にある道です。静かな石畳の道は、観光客の姿も少なく、時折鹿が草を食べているのが見られるぐらいです。

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(画像=ゆきたか、トリップノートより引用)

このように、大仏殿の裏側を見ることもできます。ここから見ても、とても大きいですね。こちらには、北楽門がありますが、普段は閉じられています。

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(画像=ゆきたか、トリップノートより引用)

さらに歩くと、風情ある通りが見えてきます。土塀と石畳が美しい道は、ずっと昔から変わらない落ち着いた景観です。

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(画像=ゆきたか 土塀と石畳が美しい裏参道。奥には二月堂が見えている。、トリップノートより引用)

小さな水路を渡り、右に曲がると二月堂が見えてきました。この東大寺二月堂を望む裏参道は、奈良県の景観資産にも指定されており、写真を撮ったり、スケッチをしたりする観光客の姿も見られます。

東大寺二月堂に到着!

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(画像=ゆきたか 奈良の早春の風物詩「お水取り」が行われる二月堂。、トリップノートより引用)

東大寺二月堂が目の前に見えてきました。あと少し階段を登ると到着します。左右に階段がありますが、裏参道から来ると、左側の階段が近いです。こちらには、屋根が付いた階段がありますが、これを登廊(のぼりろう)と呼んでいます。

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(画像=ゆきたか 二月堂の登廊、トリップノートより引用)

こちらが二月堂の登廊です。奈良県内では、桜井市にある長谷寺のものが有名ですね。ここまで坂道が続き、さらに急な階段を登りますので、少々息が切れるかもしれませんが、あともう少しです。

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(画像=ゆきたか、トリップノートより引用)

二月堂に到着しました。大きな釣灯籠が並ぶ重厚な建物で、大仏殿側に突き出た舞台もあります。こちらにはご本尊として2体の十一面観音が祀られていますが、秘仏のため、公開はされていません。