【奈良】風情ある参道や神社も!「東大寺二月堂」周辺を散策1.jpg
(画像=ゆきたか 二月堂からの眺望。奥にうっすらと生駒山が見えている。手前左の大きな建物は、東大寺大仏殿。、トリップノートより引用)

舞台からは、奈良市内やお隣の生駒市方面を望む素晴らしい景色が楽しめます。晴れた日には、大阪府との境にある生駒山も良く見えます。筆者が訪れた日は、残念ながら霞んでいましたが、大仏殿の大屋根や奈良公園の緑を眺めることができました。さきほど登ってきた登楼も、右手にみえていますね。

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(画像=ゆきたか、トリップノートより引用)
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(画像=ゆきたか 二月堂の手水舎、トリップノートより引用)

こちらは、二月堂の南面です。裏参道から見て右側の階段を上がると、こちらに出ます。ここにある手水舎は、とても立派なものなので、注目してみてください。このそばには甘味処があり、お茶や和菓子をいただきながら一息つくことができます。

東大寺二月堂周辺を散策しよう

法華堂(三月堂)

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(画像=ゆきたか、トリップノートより引用)

法華堂は、東大寺創建前にあった金鐘寺の遺構とされる建物です。東大寺のなかでは最も古い奈良時代の建築で、本尊として不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)が祀られています。旧暦の三月に、法華会が行われていたことから、三月堂とも呼ばれています。

開山堂

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(画像=ゆきたか 二月堂から見た開山堂(手前中央)、三昧堂(左)。、トリップノートより引用)

開山堂は、二月堂の西側に建つお堂で、奈良時代の僧「良弁僧正」の像を祀っている建物です。良弁僧正は、わが国に華厳経の教えを広め、東大寺建立に尽力しました。良弁像は秘仏のため、通常公開されていませんが、良弁忌の12月16日のみ開扉され、有料で拝観することができます。

三昧堂(四月堂)

三昧堂(さんまいどう)は、開山堂の南側にある小さなお堂です。旧暦の四月に法華三昧会を行っていたことから、四月堂とも呼ばれています。創建は、治安元年(1021年)ですが、現在の建物は、延宝9年(1681年)に再建されたものです。ご本尊として、千手観音が祀られています。

手向山八幡宮

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(画像=ゆきたか、トリップノートより引用)

手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)は、二月堂南側にある神社です。天平勝宝元年(749年)に、豊前国(現在の大分県)の宇佐八幡宮から、東大寺守護の神として迎え、手向山の山麓に祀られました。

写真は、東大寺三月堂側にある鳥居です。現在では東大寺から独立していますが、かつては鎮守として境内に組み込まれていたため、東大寺と一体になっているかのような配置となっています。

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(画像=ゆきたか 手向山八幡宮の楼門、トリップノートより引用)

こちらは、手向山八幡宮の楼門です。朱塗りの立派な門で、日中はこちらから出入りすることもできます。この門をくぐると、拝殿や本殿が立ち並んでいます。

奈良市の有名な神社と言えば、まず春日大社が思い浮かぶという方も多いでしょうが、こちらもかなり規模は大きく立派です。その割に人気(ひとけ)は少ないので、静かに参拝できる穴場の神社と言えるかもしれません。

東大寺鐘楼(奈良太郎)

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(画像=ゆきたか、トリップノートより引用)

東大寺鐘楼(しょうろう)は、東大寺大仏殿東側の高台にある、鐘を吊るした建築物です。高さ3.86m、口径2.71m、重さ26.3tという巨大な鐘は、天平勝宝4年(752年)に鋳造された、とても古いものです。滋賀県の三井寺、京都府の平等院・神護寺などとともに、国内を代表する梵鐘であるため、「奈良太郎」とも呼ばれています。

鐘を吊っている鐘楼は、栄西(ようさい)禅師が鎌倉時代の承元年間(1207年~10年)に再建されたもので、屋根の軒が反り返っているのが特徴です。東大寺の大鐘、鐘楼は、ともに国宝に指定されています。

俊乗堂

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(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

俊乗堂(しゅんじょうどう)は、鐘楼の北東側に建つお堂です。公慶上人が、重源上人の生前の業績をたたえるため、江戸時代中期の元禄年間に建立しました。東大寺は、治承4年(1180年)に、武将の平重衡(たいらの しげひら)によって大仏殿などを焼かれ、多くの伽藍が失われましたが、その後、重源によって再興されたと伝わっています。

こちらの堂内には、国宝の重源上人坐像が安置されています。建物内部は通常公開されていませんが、7月5日の俊乗忌と、12月16日の良弁忌には参拝することができます。

猫段

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(画像=PIXTA 新緑が美しい東大寺大仏殿横の猫段。秋には紅葉も楽しめる。、トリップノートより引用)

猫段は、東大寺大仏殿東側から、鐘楼まで続く階段です。大仏殿から見ると、最初はゆるやかな傾斜で、途中からやや急になっています。この坂で転ぶと、来世は猫になるという言い伝えから、このように呼ばれています。

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(画像=ゆきたか、トリップノートより引用)

鐘楼側から下ると、大仏殿や回廊が緑の木々の中に眺められ、とても美しいです。秋には紅葉が楽しめることでも知られています。

おわりに

東大寺二月堂周辺の観光スポットはいかがでしたか?多くの観光客が訪れる大仏殿の賑わいも良いですが、静かでゆっくりと散策できる二月堂エリアも魅力が多いです。古都奈良の落ち着いた風情を感じたい方には、おすすめです。


提供・トリップノート

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