これまで血液型から性格を判断し、職場での同僚との相性などの参考にしてきた経験は多くの人が持ち合わせているだろうが、今後は、星座にも注目すると見方に変化が現れそうだ。
ビジネスの世界において「倒産」は、誰もが恐れ、よほどの例外がない限り最も避けたい事態であることに間違いないだろう。会社が潰れる原因は、マーケットの変化に対応できないケース、会社が不祥事を起こしてしまう場合など千差万別だが、社長の星座が影響を及ぼすとしたら、何座の社長のリスクが高いのか。
毎日の運勢ではなく、会社の命運を握る「社長の星座と倒産の関係」についてピックアップしよう。
「みずがめ座」の社長が最も危険?
東京商工リサーチが倒産企業11万6,505件のデータを分析した結果によれば、倒産した社長の星座のトップ3は以下の通りとなった。
- みずがめ座 <1月20日~2月18日生まれ> 1万1,220人
- うお座 <2月19日~3月20日生まれ> 1万1,039人
- やぎ座 <12月22日~1月19日生まれ> 1万868人
みずがめ座の人は、天才肌で独立心が強いとされ、ビジネス界を引っ張っていく人材としては適正なのかもしれないが、残念ながら倒産件数ベースでは、トップとなってしまった。興味深いのは、トップ3が12月から3月までの連続する星座で占められている点だ。
倒産件数が少ない星座「トップ3」
一方、倒産した社長の数が少ないトップ3のデータは以下の通り。 - ふたご座 <5月21日~6月21日生まれ> 8,576人
- おうし座 <4月20日~5月20日生まれ> 8,900人
かに座 <6月22日~7月22日生まれ> 9,001人 倒産件数の多いトップ3は僅差で、星座と倒産件数の因果関係を証明するには、インパクトがやや欠ける印象かもしれないが、トップのみずがめ座と最も少ないふたご座には、1.3倍ほどの開きがあり、多少なりとも社長の星座が倒産に影響を及ぼしているのかもしれない。倒産が少ない社長の星座も、4月から7月までの連続する星座が占めている。
さらに、誕生日別で分析を進めると、元旦生まれの社長の倒産人数が最も多く1,156人。1月2日生まれが817人、1月3日生まれが547人と続き、正月3日間に生まれた社長がトップ3を独占。一方、倒産が少ない社長の誕生日は2月29日の37人。しかし、うるう年で4年に1度しかないという事情がある。これを除くと、12月31日生まれが110人で最も少なく、12月29日生まれの156人が続いた。年を跨ぐか跨がないかの誕生日の違いで、倒産件数は桁違いに変わってくるのだ。