【17】旭岳(道北)
旭川空港から車で約1時間、札幌からは車で約3時間の場所に位置する「旭岳」。日本最大の国立公園「大雪山国立公園」に含まれる、標高2,291mの北海道一高い山です。
旭岳ロープウェイの山麓駅から姿見駅まで約10分。ロープウェイからは360度ダイナミックな山の絶景が楽しめます。「姿見の池」を目指す姿見散策コースは一周1.7km、約1時間のコースです。整備されたハイキングコースですが、遊歩道ではなく軽い登山道というイメージです。姿見の池がある姿見展望台の近くでは、大迫力の噴気孔も間近で見ることができます。
【18】層雲峡(道北)
大雪山国立公園に位置する渓谷で、石狩川沿い約24kmにわたって断崖絶壁が連なります。「流星の滝・銀河の滝」は層雲峡を代表する景勝地のひとつ。不動岩からダイナミックに流れる2本の滝は、一本の線のように流れるのが「流星の滝」、そして幾重にも分かれて白糸のように流れるのが「銀河の滝」です。双瀑台からは2本同時に見ることができます。
流星の滝・銀河の滝から約2kmの場所には、柱状節理の岩がつくりだす約160mの高さにもおよぶ絶壁がつづく小函、そしてさらに2.5km先にはより大きく切り立った断崖がつづく大函があり、どちらも自然がつくりだす迫力のある景色に圧倒されます。
【19】北竜町ひまわりの里(道北)
23.1ha、東京ドーム約5個分の広大な畑に150万本のひまわりが咲くのは、人口2,000人の北竜町。日本の絶景と紹介されることも多く、辺り一面が黄色に色づく一番の見頃は8月上旬になります。
ひまわりの開花に合わせて、毎年7月中旬~8月下旬には「ひまわりまつり」を開催。このイベントでは、ひまわり迷路、レンタサイクル、遊覧車ひまわり号、ビールパーティー、花火大会などさまざまな催しも行われます。ひまわりの里へは24時間、無料で入場可能。ただし、ひまわり迷路は別途有料となります。
【20】宗谷岬(道北)
天気がよければ43km先のサハリンを望み、ここが日本の本土最北端の地であることを実感します。岬のシンボル「日本最北端の地の碑」は、絶好の写真撮影スポット。また、ひときわ目立つブルーの外観の土産店「柏屋」にもぜひ立ち寄ってみて。ここでは「日本最北端到着証明書」を買うことができ、旅の思い出になりますよ。
【21】神の子池(道東)
神さまからの贈り物と称されている神の子(かみのこ)池。世界第2位の透明度を誇る摩周湖(神の湖)の伏流水が溜まってできたと言われています。池の周囲220m、水深5mの小さな池ですが、伏流水は12,000t/日も湧き出ており、水底まではっきりと見ることができます。
水質を守るため池の外周には木道が配されています。木道の上からでも、水底に沈んでいる倒木や、日本では北海道にしか生息していないオショロコマが泳ぐ姿を見ることができます。水温が年間を通して8℃前後と低いため、水の中でも倒木が腐ることなく化石のように悠久の時を超えているのだそうです。
【22】メルヘンの丘(道東)
標高約35mのゆるやかな丘に畑が広がり、丘の上には7本のカラマツが立つ絶好のフォトスポット。1990年に公開された、黒澤明監督の映画『夢』のロケ地で使われたことで、一躍有名になりました。6月下旬~7月中旬にかけては麦やじゃがいもの花、8月ごろには牧草ロールが転がる牧歌的な風景を楽しむことができます。
【23】大空町ひまわり畑(道東)
女満別地域の高台に位置する朝日ヶ丘公園と女満別空港周辺、そしてトマップ川公園の3箇所に、ひまわりが植えられています。長い期間ひまわりが楽しめるよう畑をわけて種をまくのが特徴的で、朝日ヶ丘公園では夏は8月上旬~9月下旬、秋は10月中旬~10月下旬にひまわりが開花します。また女満別空港周辺のひまわりは7月下旬~8月の中旬に見頃を迎え、黄色いひまわりと飛行機のコラボレーションが楽しめます。
【24】オンネトー(道東)
北海道三大秘湖のひとつに数えられる神秘的な湖。アイヌ語では「大きな沼」「年老いた沼」という意味ですが、一般的には湖の扱いです。日の射す角度や見る角度、季節や天気などによって一日に何度も色を変えることから、五色沼の異名をもっています。
他にたとえようのない、青とも緑とも言いがたい独特の色で、風のない日には雌阿寒岳(めあかんだけ・上写真左)と阿寒富士(上写真右)を湖面にくっきりと映し出す様がとても美しい。周囲には木道も整備されているので散策が楽しめますが、ヒグマの生息域でもあるので食べ物を持ち込まない、ゴミを持ち帰るなどのマナーを守って散策しましょう。