午前中は喜多院、川越熊野神社を拝観し、ランチは鰻の老舗店で、午後は川越大正浪漫夢通り、一番街の蔵造りの町並み、菓子屋横丁を散策して川越城本丸御殿、川越氷川神社まで足を伸ばす、川越観光モデルコースをご紹介します。
午前:五百羅漢も見どころの「喜多院」、開運・縁結びの「川越熊野神社」へ
川越散策はまず、川越大師として親しまれる「喜多院」の拝観からスタート。続いて“おくまんさま”の名で親しまれている「川越熊野神社」へ参拝しましょう。
名物・だるま市が人気の「喜多院」
川越大師として親しまれる「喜多院」は、天長7年(830年)に慈覚大師が勅願所(ちょくがんしょ)として創建しました。境内に多くの文化財や史跡があり、埼玉県はもとより全国的にも有名な寺院です。
喜多院といえば1月3日の名物・だるま市。この日は参道や境内にだるまを売る露店が軒を連ね、毎年とても多くの人で賑わいます。
また喜多院の五百羅漢は川越を代表する観光スポットになっており、日本三大羅漢のひとつに数えられます。500を超える羅漢さまの表情は、ヒソヒソ話をしていたり、笑っていたり怒っていたりと、じつにさまざまです。
さまざまな運気向上スポットがある「川越熊野神社」
喜多院に続いて訪れる「川越熊野神社」は、通称“おくまんさま”と呼ばれ、開運・縁結びの神様が祀られている神社。室町時代に、和歌山にある紀州熊野本宮大社から分祀されたことがはじまりといわれています。
境内にユニークなスポットが集まっているのが、この神社の魅力のひとつ。境内社である「厳島神社」で“撫で姫様”と呼ばれる白い蛇を撫でると、学業成就や身体健康などにご利益があるほか、参拝後近くにある「宝池」で自分の小銭を洗って清めると財運向上にご利益があるといわれています。
また「加祐稲荷神社」にお参りして10円以上納めた後、運試し輪投げにチャレンジするのもおすすめ。3本の輪をもって「恋愛運」や「仕事学業運」など、5つの運気のうち、ひとつでも入れば運気良好です。
ランチ:1832年創業の「川越いちのや」で鰻がおすすめ
川越熊野神社への参拝を終えたら、そろそろランチタイム。江戸時代よりうなぎ名産の地と知られる川越において、天保3年(1832年)よりつづく鰻の老舗店「川越いちのや」がおすすめです。
小江戸情緒を残した店構えの店内でいただけるのは、代々受け継がれてきた秘伝のタレで焼いた、柔らかく肉厚の蒲焼。食べ方はうな重のほか、ひつまぶしも提供しています。