こんにちは、婚活FP(ファイナンシャル・プランナー)山本です。

近頃では3組に1組が離婚する時代のせいか、周囲の離婚話に影響を受けて、男性選びにも慎重になる女性が増えつつあるようです。しかし、想像以上にその選別眼はズレていることが多い様子。

そこで今回は「あえて年収が同じ男性を選んだのに失敗してしまった女性」の実話をお伝えします。

あなたの婚活、そして人生にお役立てください。

年収が同じ男性、交際中は普通に優しかった

ある都心部に、30代前半の独身女性、友恵(仮名:トモエ)さんがいました。友恵さんは中堅企業に勤める身で、年収は約400万円です。

友恵さんは20代で結婚して失敗した友人達の話をたくさん聞き、男性選びに慎重になっていました。

友人達の失敗談で特に多かったのが「高年収男性を選んで失敗した」というものです。

友人達の選んだ男性は皆、高年収だから……かは分かりませんが、浮気性だったり、横柄だったり、高圧的だったりしたそうです。

そこで友恵さんはある時、あえて年齢も年収もほぼ同じ男性、弘明(仮名:ヒロアキ)さんと出会い、交際を始めました。少なくとも交際中は、普通に弘明さんは優しく、何の不満も感じませんでした。

そして出会って約1年後、二人は結婚しました。

結婚後に豹変……そして離婚へ

ところが結婚後、友恵さんはすぐに「失敗した」と感じたそうです。

弘明さんは結婚後、何かのスイッチでも入ったかのように亭主関白ぶりを発揮。年収は同じなのに、事ある毎に「~は女の仕事だろ」と友恵さんに家事を押し付け、家事に勤しむ友恵さんを労わることもありませんでした。

パートナーとは対等な関係で生涯仲良くしたかった友恵さんに、このような関係が耐えられるハズもありません。結局、2年も経たずに離婚となりました。

年収は同じなのに亭主関白……友恵さんは離婚直後、本当に男性心理に悩んだそうです。

「亭主関白男」を見分ける5つのチェックリスト

(写真=Ollyy/Shutterstock.com)

二人の離婚後、友恵さんに話しをよくよく聞いてみると、振り返れば交際中、弘明さんはそういう旦那になりそうな気配が満載でした。

以下、その時のチェックリストの一部をお伝えします。

  • 店員さんや会社の部下、子供など、立場の弱いものへの態度が横柄 →その態度は、いずれあなたに向かう態度となる
  • 目上の人や会社の上司、親など、自分より立場が強い方に対してやたらと攻撃的もしくは低姿勢 →序列意識が強い可能性あり
  • 農家出身、運動部出身、営業マン、会社経営者など →序列意識が強く、また勝気なことが多く、対等を好まない傾向にある
  • あなたや周囲の人間へ金払いが良い →金払いの良さは権威誇示に繋がりやすく、また上下意識に繋がりやすい
  • デートで女性をリードするのが上手 →リードが上手な男性ほど、家庭の主導権を握りたがることが多い
       
    女性は横の社会に生き、男性は縦の社会に生きるといわれています。

    このチェックリストに当てはまる程に男性らしく、交際中の女性には魅力的に映り、そして結婚後には苦労する可能性が高いでしょう。

    交際中は「何も考えていなかった」?

    「交際中は本気で何も感じませんでした。でも、今思うと、何も感じなかったというより『何も考えていなかった』という方が正しいかもしれません」

    友恵さんはこのようにも話していました。

    もしかしたら交際中は、愛情と特別感が「目」を曇らせていたのかもしれませんね。

    恋愛とはそういうものかもしれませんが、結婚を考える時には少しは思考力を残しておきましょう。ひとまず、人を「年収だけ」で判断しないことです。

    なお、結婚後に旦那が亭主関白に豹変した時は「最初に強く出る」のが最良の対処法です。人間は一度それで上手くいくと調子に乗る生き物ですから。

    文・婚活FP山本(ファイナンシャル・プランナー)/DAILY ANDS

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