そして舞台は次の旅へ
神秘的な大海の旅もこの階段を上ると終わりを迎えます。
大海の旅のフィナーレはこちらの色鮮やかなリュウグウノツカイ。
実はこのリュウグウノツカイ、使用済みのペットボトルから作られた「ペットボトルソフィストケイティドアート」というもの。本物さながらの大きさで迫力があります。
足元に目をやると、階段を照らすライトも魚の形。気づくと少し嬉しいポイントです。
深海から陸に。そこは未知の亜熱帯「水辺の旅」
ディープブルーという言葉が似合うような海中の世界から階段を登ってくると、地上に上がってきたことを感じさせてくれるグリーンが目に入ってきます。
ここから「水辺の旅」の始まりです。天井にも緑の木漏れ日が配されていて、森の中にいるかのよう。何を発見できるのかと心躍ります。
水辺の旅は川や湖に棲む生物と出会う旅です。
まずは「アクアプランツ」や「大河アマゾン川」をイメージした横長の水槽を見て回ります。
霧がかかる水辺の下にはたくさんの熱帯魚が泳いでいます。特に目を引いたのはブルーに赤いラインの入った色鮮やかな魚、カージナルテトラ。宝石のようで綺麗です。
こちらの猫のような髭と笑っているような口元が可愛らしい魚はバルバード。ナマズの仲間です。
水槽の奥には亀が!水中だけではなく、水上でも隠れている生き物を見つけ出すことが「水辺の旅」の魅力の一つです。
更に奥に進むと、なんとも凛々しい表情のフィリピンホカケトカゲがいました。体長は1メートルほどで、固そうな外皮とトゲトゲの背びれがなんとも強そうです。じっとこちらを見つめて動きませんでした。
さらに、マングローブの砂浜を再現した水槽を発見。
ミナミトビハゼがその名の通りピチピチ跳ね回っています。その様を例えるなら猫がお腹を上に向けて甘えている姿のようです。
ミナミトビハゼと同じ水槽にいた「ルリマダラシオマネキ」も可愛らしい生き物です。このカニは、オスがメスに求愛行動をする際に大きい方のハサミを振ります。その動きが、潮を招いているように見えることから、「シオマネキ」と呼ばれるようになったのだとか。ちなみに利き腕はみんなバラバラです。