2.連帯保証人
古くから対策とされてきたのが連帯保証人。いざというときは入居者に代わって支払義務を負うので債権確保という意味では安心だ。ただ、連帯保証は発生予防というより、最後の回収先という意味合いが強い。
実際の交渉時には揉めることも多いため、できれば更新時には連帯保証人への意思確認をしておくことをお勧めする。管理会社に頼んでおこう。
3.家賃(滞納)保証
最近は連帯保証人を確保するより簡便なことから、活用されることが多いのが家賃(滞納)保証会社だ。入居時に審査があり、保証会社がOKとなれば手数料を入居者が負担することにより、いざという時の家賃の肩代わりをしてくれる。いわば家賃の保険のようなもの。手数料は家賃の0.5ヶ月というところが多い。
家賃保証会社には、入居者の代わりに毎月払う信販系集金代行方式と、万が一の時だけ代わって払ってくれる代位弁済方式の2つのタイプがある。管理会社により扱い先が異なるので、管理契約時に確認しておこう。
4.管理会社による立替払い
もう一つ知っておくべきは管理会社による立替払い制度。これは入居者からの入金が無くても、いったんは管理会社が肩代わりして大家に払ってくれるもの。入金交渉は全て管理会社が行う。いわば管理会社による回収保証。この制度があれば大家は滞納の心配からほぼ解放される。
最近は、この制度を持つ管理会社も多いので、これが筆者のお勧めだ。立替額の上限がある場合も多いが、回収に自信のある会社がこの制度を実施しており、まず間違いはない。「3」と併用できれば、より安心だ。
管理会社選びの際は、管理委託契約書をしっかりチェックし、これら滞納対策がどの程度含まれるか確認しておこう。それが、滞納に悩まされることのないハッピー大家ライフを送るコツだ。
文・山本 常勝(サラリーマン不動産投資家)/ZUU online
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