冷涼な高原地帯の奈良県東部へ
曽爾村(そにむら)
続いては、奈良県の東北の端にある曽爾村にやってきました。冷涼な気候の高原地帯にあり、屏風岩(びょうぶいわ)や鎧岳(よろいだけ)、兜岳(かぶとだけ)といった岩肌が現れた特徴的な山々が点在しており、南部の山間地とはまた違った雰囲気です。
村内の主要な観光スポットである曽爾高原を訪れてみましょう。山の斜面から麓に広がる高原で、一面にススキが生い茂っており、美しい景観を作り出しています。
ススキは、春には美しく芽吹き、秋には銀色の穂が輝きます。遊歩道があるので、散策しながら写真を撮ってみてください。
散策が終わったら、曽爾高原ファームガーデンに立ち寄りましょう。地元の野菜を使ったランチがいただけるレストラン、焼き立てパンのお店や特産品の売店、日帰り温泉施設まで揃っています。
宇陀市(うだし)
続いて宇陀市です。近鉄大阪線の榛原駅からバスに乗り、大宇陀まで行きましょう。バス停から少し東に歩くと、このような風情ある町並みが現れます。
宇陀松山と呼ばれるこの地区は、戦国時代の武将の秋山氏が築いた城の城下町として、古くから栄えてきました。現在でも江戸時代から明治時代に建てられた町家が立ち並んでおり、散策を楽しむことができます。
少し街を歩いてみましょう。現在は静かな通りですが、特産の葛粉「吉野葛」を製造するお店や、醤油を醸造している蔵、和菓子店など、古くから続くお店が点在しており、かつて栄えた様子が偲ばれます。
途中に薬草園があるので、見学してみましょう。森野旧薬園は、葛粉を古くから製造している森野吉野葛本舗にある薬草園です。日本最古といわれる薬草園には、約250種の薬草木が植えられており、季節ごとに花を咲かせたりして、訪れた人の目を楽しませます。
薬草園は、お店の裏山にあります。少々坂道が急ですが、このように展望がきく場所もあります。宇陀松山の街並みや周辺の山々を望むのどかな景色を眺めましょう。
宇陀松山地区には、古くから地酒を醸している蔵も2つあります。そのうちの1つ、久保本家酒造には、古い酒蔵や座敷を改装した「酒蔵カフェ」があり、日本酒やスイーツを味わうこともできます。直売所では、日本酒も販売していますよ。
ゴールに到着
大宇陀バス停から奈良交通バスに乗り、榛原駅に着きました。これにて奈良県の旅は終わりです。お疲れさまでした。旅行に行ける状況になり、時間ができましたら、ぜひ実際に奈良旅行を楽しんでみてくださいね。
提供:トリップノート
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