肌のシミを予防
意外に思われるかもしれませんが、コーヒーにはシミを予防する効果があるといわれています。シミの主な原因は紫外線ですが、紫外線を浴びると、肌の防御機能が作動してメラニンを作る細胞のメラノサイトが活性化するのだそう。そうして、大量に発生した色素成分のメラニンは、皮膚の細胞核を守ります。しかし、頻繁に紫外線にさらされて肌がダメージを受けると、メラニンが皮膚の細胞に過剰に取り込まれてしまい、シミになると考えられています。
シミの発生は、肌の中が酸化している証拠だといわれていますから、シミを予防するためにも抗酸化物質を摂取する必要があるでしょう。コーヒーには高い抗酸化力を持つクロロゲン酸が含まれていますが、クロロゲン酸には、シミの原因となるメラニン生成を約3割も抑える働きがあります。
抗酸化作用(美白)も
コーヒーの渋み成分であるタンニンはポリフェノールの一種で、クロロゲン酸と同じく抗酸化作用を持っています。通常、活性酸素は、わたしたちの体内に侵入した悪いウィルスを退治して、体を守る役割を果たします。ですが、体内で活性酸素が増えすぎると、ウィルスのみならず、正常に機能している細胞にまでダメージを与えてしまう恐れが。
活性酸素の影響で細胞が酸化してしまうと、さまざまな体の不調を招いて老化を早めてしまいます。活性酸素を減らすためにも、コーヒーのように抗酸化作用のある成分を含んだ飲み物や食べ物の摂取を心掛けると良いでしょう。さらに、タンニンには、メラニンを生産するメラノサイトの増殖を抑える働きがあります。色素成分であるメラニンの生成を抑えることによって、シミやくすみを防ぐことができますから、美白効果が期待できます。
最後に
たくさんのメリットをもたらしてくれるコーヒーですが、カフェイン摂取過剰にならないためにも、飲みすぎには注意しましょう。健康のためにコーヒーを飲む場合には、1日3~5杯程度にしておくと良いかもしれません。砂糖やミルクをたっぷり入れたコーヒーは美味しくて飲みやすいものの、せっかくの健康効果を台無しにしてしまいますから、体のためを思うならブラックコーヒーがおすすめです。
提供・Cafend
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