沖縄本島北部を占める「やんばる国立公園」にある大石林山は、2億5千万年前の古生代に海の中で形成された石灰岩が地殻変動によって地表に現れ出たものです。奇岩・巨石を巡り、ご利益も期待できる散策コースをご紹介します。
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大石林山選べる4つのコース!!
大石林山(だいせきりんざん)は、「やんばる国立公園」の特別保護区域内にあり、那覇市から車で2時間ほどの本島最北に位置します。入山料は、大人(15歳以上)1,200円、小人(4歳~14歳)550円、シニア(65歳以上)900円。チケットを購入したら園内のコース説明を受けます。
散策コースは、以下の4種類です。
- A:奇岩・巨石コース 1,000m/約35分
- B:美ら海展望台コース 900m/約30分
- C:バリアフリーコース 600m/約20分
- D:ガジュマル・森林コース 900m/約30分
コースは4種類ではありますが、「C.バリアフリーコース」は、「A.奇岩・巨石コース」、「B.美ら海展望台コース」を繋ぐ形となっており、A⇒B⇒Dの順で全てのコースを見て回ることができます。全コースを歩いても1時間半ほどなので、訪れた際には全コースを巡ることをおススメします。
入口からコースのスタート地点である精気小屋へはシャトルバスが運行しており、運転手さんの案内を聞きながら5分ほどで到着します。
【A.奇岩・巨石コース】切り立った岩々が魅力!
「A.奇岩・巨石コース」は、木々と同じくらいの高さにそびえ立つ岩々の合間を歩いていきます。2億5千年前に海の中で形成された石灰岩が地殻変動によって地表に現れ、数百万年という長い年月をかけて雨水やバクテリアに溶食・侵食された奇岩と言われていて、独特の雰囲気があります。
【B.美ら海展望台コース】迫力満点!見どころいっぱい!
迫力満点「悟空岩」
奇岩の林立するコースを抜けると「B.美ら海展望台コース」との合流地点である「悟空岩」に出ます。この岩場は『西遊記』に出てくる孫悟空の生まれた場所に見立てられ、神の棲む特別な霊山という意味も込められ「悟空岩」と呼ばれているとのことです。岩場から生えるソテツが異国情緒を醸し出しています。
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