兼六園やひがし茶屋街、金沢駅などをはじめとする金沢の観光スポットの中で、トリップノートの4万5千人の旅行好きトラベラー会員(2019年9月現在)が実際に行っている金沢の人気観光地ランキングをご紹介します!
1位:兼六園
金沢随一の観光名所!季節ごとに違った表情を魅せる、百万石前田家の庭園が「兼六園」です。加賀藩の5代目藩主・前田綱紀が建てた別荘の周辺を庭園としたのが始まりと言われています。昭和60年(1985年)には国の特別名勝に指定。これは庭園の国宝とも言える最高の格付けです。2009年には『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン 』でも最高ランクの三つ星を獲得しました。
庭園の敷地は11万4千㎡と東京ドームの2倍以上の広さを誇り、園内のいたるところで美しい景観を楽しむことができます。季節ごとに庭園内をライトアップする「四季物語」も人気です。
2位:ひがし茶屋街
金沢にある三つの茶屋街のひとつ。石畳に沿って殻格子のお茶屋さんが並ぶ風情のある通りで、江戸時代の面影をいまに伝えます。
茶屋を利用したカフェや、金沢土産の定番である金箔や伝統工芸のお店が並び、とくに週末には多くの観光客で賑わいます。「ひがし茶屋街休憩館」では無料で町家を見学でき、またトイレもあるので休憩に立ち寄るにもおすすめです。
3位:金沢駅
アメリカの旅行雑誌『トラベル&レジャー』のWEB版にて、2011年「世界で最も美しい駅14選」のうち、国内から唯一6位に選出されました。日本一雨の降る日が多いと言われる石川県にちなんで建てられた”もてなしドーム”は、大きな傘をイメージした3,019枚のガラスとアルミ合金からなる巨大な天井ドームで、「駅を降りた人に傘を差し出す、もてなしの心」を表現しています。
そして”鼓門”は、金沢の伝統芸能である加賀宝生の鼓をイメージしたもの。この”鼓門”と”もてなしドーム”の2つが、伝統が息づく金沢と進化してゆく金沢を象徴しています。
4位:金沢21世紀美術館
兼六園のすぐ隣に建つ、スタイリッシュな現代アート美術館が「金沢21世紀美術館」です。ガラス張りの円盤形の建物の前に広がる開放的な芝生スペースは、金沢市民の憩いの場となっています。
「金沢21世紀美術館」といえば、服を着たままプールにはいっているように見えるアート「スイミング・プール」がよく知られています。訪れたら思わず写真を撮りたくなりますよ。展覧会ゾーン以外は無料なので、常設展示を楽しんだり、カフェやミュージアムショップを利用する際に気軽に立ち寄ることができます。
5位:近江町市場
威勢のいい売り子さんの声が響く、活気ある市場で海鮮グルメを味わえるのが「近江町市場」です。金沢市民の台所で、日本海でとれた新鮮な魚や青果などの食材を扱うお店から生活用品を扱う店舗まで約180店以上が並びます。
お土産が購入できるほか、観光客に人気があるのは、新鮮な海の幸をつかったお料理。とくに豪華な海鮮丼が人気で、SNSにも数多くの写真が投稿されています。人気の店舗は、休日のランチタイムとなると軒並み長い行列ができるので、なるべくゆっくり食事をしたい時は「近江町いちば館」2階のレストラン街へも足を運んでみてください。
6位:金沢城公園
加賀藩前田家の居城跡地につくられたのが「金沢城公園」です。加賀百万石のシンボルでもある「金沢城」は、明治2年(1869年)まで、前田藩主の居城として使用されていました。明治時代の火災により多くの建物はなくなっていますが、石川門や三十間長屋、鶴丸倉が残っており、国の重要文化財に指定されています。
平成8年(1996年)より金沢城公園(当時は金沢城址公園という名称)として一般公開を開始し、順次、菱櫓や橋爪門、橋爪門続櫓、五十間長屋が復元整備されました。 日没から22時まではライトアップも行われ、それぞれの建物が真っ暗な夜に美しく浮かび上がります。
7位:金沢百番街あんと
金沢駅構内にあり、定番の金沢土産が揃うのが「金沢百番街あんと」です。「あんと」という名前は、金沢の方言「あんやと(ありがとう)」に由来します。
お土産を買うならとにかく「あんと」にくれば間違いなし、と言えるほどお土産点が充実しており、不室屋の「宝の麩」、丸八製茶場の「献上加賀棒茶」、金澤福うさぎの「銘菓 福うさぎ」、金沢うら田の「加賀八幡起上もなか」など、金沢を代表する店舗をはじめ、様々な名店が集っています。新幹線や電車で帰る方は、旅の最後に「あんと」でお土産を購入してみてはいかがでしょうか。
8位:長町武家屋敷跡
繁華街から一歩裏を入った所に広がる、タイムスリップしたような街並みを楽しめるのが「長町武家屋敷跡」です。かつて加賀藩士が住んでいた屋敷跡で、現在も市民生活が営まれています。
石畳の道沿いに続く黄土色の土塀や用水、武士窓のある長屋門など、藩政時代の面影がのこる風情のある街並みが観光客に人気です。ぶらりと歩くだけでも楽しめますが、せっかくなら一般公開している屋敷の見学も合わせて行うのがおすすめです。
9位:箔一 東山店
「箔一」は、インパクト大の煌びやかな金箔ソフトが人気の、ひがし茶屋街にある金箔専門店です。長く親しまれてきた銭湯を改装した店舗で、銭湯の風情を残したまま、紅殻色や格子をあしらった店内は金沢らしさを感じます。
金箔を使ったコスメは女性への金沢土産として人気。またSNSでも話題の「金箔ソフト」は、10cm四方の金箔一枚が贅沢に乗ったもの。見た目のインパクトもさることながら、味もまろやかです。
10位:にし茶屋街
金沢の三大茶屋街のひとつで、最も多くの芸妓さんがいる茶屋街が「にし茶屋街」です。ひがし茶屋街、主計町茶屋街からは離れた場所にあり、規模は小さいながら、最も多くの芸妓さんがいる茶屋街です。出格子が風情ある茶屋様式の建物が軒を連ね、今なお料亭や芸妓置屋があります。
夜には格子戸の奥から聞こえてくる三味線の音色が心地よく、しっとりとした金沢の夜を演出してくれます。また金沢土産に人気の店舗も軒を連ねるので、お土産さがしに訪れるのもおすすめです。