家計簿アプリと一口で言っても入力方法や機能などさまざまな違いがあります。一体、どのようなタイプが使いやすいのでしょうか? 3つのタイプ別におすすめのアプリを紹介します。
家計簿アプリその1:レシート読み取りタイプ
家計簿をつけることに挫折してしまう大きな原因は、毎日の支出をカテゴリーに分けて書き出す作業に手間取ってしまうためです。でも、お金の管理にはカテゴリー別の支出の把握をしたいもの。その悩ましい問題を解決したのが、「レシート読み取りタイプ」のアプリです。
レシートをスマホで撮影するだけで、カテゴリー別に家計簿をつけることができます。
レシーピ!
買い物レシートをスマホで撮影するだけで、レシートに記載された品名と金額が自動登録されるので、面倒な記入作業は一切なし。住まい、食材費、ファッションなどのカテゴリー分けが自動で行われ、グラフで表示されるため、毎月、何にお金を使いすぎているのかを一目で認識できます。
最大の特徴は、レシート内の食材から作れる料理を検索し、レシピを紹介してくれること。毎日の献立作りが楽になるだけでなく、食材を最後まで使い切ることができ、ダイレクトに食費の節約につながります。
Zaim(ザイム)
買い物レシートをスマホで撮影するとカテゴリー別に自動入力されるので、こちらも数字の入力作業の手間を省くことができます。
お住まいの地域を登録しておくと、スーパーの特売情報の配信や、自治体の給付金や控除のおしらせを受け取ることができる家計に優しい機能もついています。
特徴は、家族で同じアカウントを共有できること。家族全員のお金の流れがアプリ上で確認できるため、1人の無駄使いが家族全体の貯金を減らすことを子どもにもわかりやすく説明できます。「子どもの無駄使いを防ぎ、金銭感覚を養いたい」と願う家庭にも役立ちます。
家計簿アプリその2:口座連携タイプ
銀行口座やクレジットカードの情報を登録し、利用履歴を自動で記録するタイプの家計簿アプリです。支払いはカード派という方に向いています。
マネーフォワード
登録できる金融機関は260以上。銀行、クレジットカード、電子マネー、年金、証券、携帯、ネットショッピング、さらにマイルも1つの画面で管理できます。
支出は集計されて、住宅、食費、現金・カードなど項目別に円グラフと表で表示されるので、自分が何にお金を多く使っているのかが確認しやすく、効率よく支出コントロールができます。
現金での支出は、レシート撮影と手入力の両方でできます。レシート撮影に抵抗がある人も安心して使えます。
Moneytree(マネーツリー)
銀行口座の残高、給料の支払いなど複数の口座の入出金の記録と管理ができるアプリです。複数のカードの使用状況をまとめて確認できるため、さまざまなカードを併用して使っている人も、支出の管理が簡単にできます。
特徴は、キャッシュレス生活を便利にする機能がたくさん搭載されていること。クレジットカードの次回の引き落とし日をはじめ、マイルやポイントカードのポイントの有効期限が近づくとプッシュ機能でお知らせしてくれます。また、支出があると知らせて貰えるので、万が一、カードを不正利用されてしまった場合も即座に対応でき安心です。
家計簿アプリその3:手動入力タイプ
家計簿本来の支出の管理とカテゴリー別の統計だけを、パッと確認したいという方に根強い人気があるのが、手動で支出を入力する手動入力タイプです。
おカネレコ
多機能なアプリは使いこなせないという人向けのシンプルイズベストなアプリです。操作は簡単。起動と同時に入力画面が開くので、金額と項目を入力するだけ。レシートのない自販機などの出費も、その場で記録できるのでより正確に支出を管理できます。
また、レシートを撮影してフォルダ管理できるため、あとでレシートを見直したいときにも便利です。
特徴は、個人情報の入力なしで利用できること。金融機関とは連携しないので、情報の漏えいを気にする方にも安心です。
家計簿Moneybook
入力フォームは非常にシンプル。金額入力の後は、スクロール式になったカテゴリーを選択するだけなので、少ないタッチ数で入力が完了します。入力後は、支出額がカレンダーに表示されるので手帳感覚で使えます。
シンプルながらも、キャッシュフロー分析もできるうえに、アニメーションでグラフ表示されるなど便利機能も搭載。また、入力を忘れないために、アラームでお知らせしてくれるので、家計簿の習慣化にも役立ちます。
■アプリを使えば「ゲーム感覚」で家計の収支を管理できる!
さまざまなタイプの家計簿がありますが、自分の目的に合わせて選択をすることが使いやすいアプリの条件です。面倒なイメージが強い家計簿も、アプリを使えばゲーム感覚で継続できるようにはず。あなたも試してみてはいかがでしょうか?
文・あさみず美保(日常系ライター)
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