現在、世界を席巻している“多様性”という言葉。ファッション、ビューティ界では当たり前となりつつありますが、ビューティコンテストにおいてはまだ浸透していないのが現状。そしてそんな現状を打破すべく、立ち上がったのが、はるな愛さんをはじめ、世界一の美女を作り出してきた美のカリスマ、スティーブン・ヘインズ氏(以下、スティーブン氏)。2021年10月24日開催予定の日本初のプラスサイズ向けのコンテスト「Today’s Woman」に向け、その思いと背景をインタビューしました。

|体型は笑いの対象にはならない! 自分や家族に置き換えて考えてみて!

これまで「ミス・インターナショナル」の吉松育美さんやはるな愛さんなど世界一の美女を輩出し、現在は「ミス スプラナショナル ジャパン」のナショナルディレクターやあらゆるコンテストの審査員、指導を務めるスティーブン氏。プラスサイズに向けたコンテストを作ろうと思ったきっかけは、まさにそんな輝かしい経歴から生まれたと言います。

『beauty news tokyo』より引用
(画像=『beauty news tokyo』より引用)
▲“ミス・ユニバース”や“ミス・インターナショナル”など、様々なコンテストに携わってきた美のカリスマ、スティーブン・ヘインズ氏

「僕は“ミス・ユニバース”といった日本で最も有名なコンテストから、自分がディレクターを務めるものまで、数々のコンテストに関わってきました。そして女性がどれだけコンテストを楽しみ、輝けるかを実感したんです。それはとっても美しいことで、見ているこっちも幸せになります。だけどプラスサイズの女性はいつもオーディエンスかステージの裏、もしくはステージに立ったとしても体型を面白おかしくしたり、されたり……。アメリカでは体型をバラエティの対象にするなんてことありえないけれど、日本ではまだそんな風潮が残ってますよね? でも体型は決して笑う対象ではありません。もし彼女があなたの母、姉妹、パートナー、友達、もしくは自分だったら笑えますか? 体型関係なく、人は皆、自分がされたいように人を平等に扱うべきです」