子どもが成長すると、大人の飲食物に興味を抱くこともよくある話ですよね。
子どもから「コーヒーを飲んでみたい!」とせがまれても、いきなりブラック無糖のコーヒーを飲ませるのは子どもの体への影響と刺激が気になるかもしれません。
今回は、子どものコーヒーデビューで親が知っておきたいことを3つまとめたので、ご紹介します。
子どものうちにコーヒーを味わうメリットについて
子どものうちからカフェインが多く含まれるコーヒーはいかがなものか……とネガティブに思う方もいるかもしれません。
けれども見方を変えれば、子どもの味覚が発達する時期に苦い・甘い・酸っぱいなど、様々な味覚を体験させるのはある意味大切なことです。味覚を知るという切り口であれば、子どもに苦い味を少し触れさせることで、新たな発見があるかもしれません。
子どもの段階でコーヒーを飲むということは、デメリットとして捉えられがちですが、子どもの五感を養う観点ではメリットもあることがわかります。
子どもにコーヒーを飲ませて良いのは何歳から?
実体験に基づいた口コミサイトをチェックすると、子どもにコーヒーを飲ませても良い年齢については、「小学生になってから」、「小学校高学年以降ではなくては」など……実にさまざまです。
参考までに調べたところ、コーヒーを飲ませても良い条件としては、12~15歳以上の子どもで大人並みに体重が50kgを超えていたケースです。この条件が満たされていれば、大人と同じくらいの分量でコーヒーを飲んでも大丈夫とされています。あくまで目安です。
また、発育途中の12歳未満の子どもにコーヒーを飲ませるなら、いきなり刺激が強いブラックよりはマイルドなミルクや砂糖などを入れながら、子どもの様子をチェックするのが良いでしょう。
同じ年齢でも子どもの体の成長に個人差があるので、その点も踏まえた上で飲ませることが大切です。
また、コーヒーを飲み始めてから朝昼晩の食事のリズムが乱れる傾向が見られたら、飲ませることも考え直しましょう。
【参考】
食品安全委員会がまとめたデータによると、1日あたりのカフェインの許容量とカフェインの含有量は以下の通りです。
1日あたりのカフェインの許容量
・7歳~9歳:45mg/日
・10歳~12歳:62.5mg/日 (※カナダ保健省)
カフェインの含有量
・インスタントコーヒー:100mlあたり57㎎(※インスタント粉2g/熱湯150ml中)
・抽出したコーヒー:100mlあたり60㎎(※粉末10g/熱湯150ml中)
この数値の結果より成長期の子どもは、1日あたり1杯のコーヒーにとどめておく方が良いことがわかりますね。