頭金が足りないときに、どうやって頭金を作るか

あらかじめ資金を用意しておくことが望ましいが、預金の金利があまり期待できない現状では、頭金を貯めるのも簡単ではない。どうしても欲しい物件があった場合に頭金が用意できなくてあきらめるのは残念だろう。

また物件価格が上昇しそうなタイミングで「今が買い時」と思ったときに、頭金が用意できずに購入に踏み切れないのもチャンスを逃してしまうす。それでは、どうやって頭金を増やすかを考えてみよう。

生命保険を見直す

住宅ローンを組んだ場合に加入する団信信用生命保険(団信)は、住宅ローンの返済途中で死亡、高度障害になった場合に、本人に代わって生命保険会社が住宅ローン残高を支払うというものだ。民間の住宅ローンでは通常は保険料がローン金利に含まれている場合が多いので気付かない場合があるが、すでに生命保険に加入していて、その額に住宅費も含まれているなら保険料を見直す必要がある。特に終身保険や養老保険などの貯蓄型の場合は、解約して得た金額を頭金に回すことも選択の一つになるだろう。

無駄なローンや出費を見直す

家計の見直しも大きなポイントだ。特に自家用車を手放すのは税金、保険、駐車場代、ガソリン代などの節約になり、メリットが大きい。

親に資金を用意してもらう

父母や祖父母などに住宅資金を出してもらう場合、贈与税が非課税になる「住宅資金贈与特例」がある。その年の税制にもよるが、2017年9月30日までなら省エネ住宅で1200万円、それ以外の住宅で700万円までが非課税になる。

また「相続時精算課税制度」を使えば、相続時に受け取る財産を先に住宅用に受け取って、税金は相続のときまで先延ばしにできる制度もある。

文・四宮朱美(不動産メキキスト)/ZUU online

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