6位:青岸渡寺
熊野那智大社と隣接しているのが、日本最古の巡礼・西国三十三所巡礼の第一番札所となっている「青岸渡寺(せいがんとじ)」です。元々は熊野那智大社と一体となっていましたが、明治初期の神仏分離により寺院として独立しました。
4世紀、那智の滝で修業を積んだ裸形上人が観音菩薩を感得し、ここに庵を結んだことが始まりとされる歴史あるお寺です。本堂後方に建つ三重塔とその背後を流れる那智の滝の景観が非常に美しく、人気のフォトスポットでもあります。
7位:高野山 金堂
高野山全体の本堂に当たる「金堂」は、816年に創建され、高野山で最も古い歴史を持つ建造物です。過去に6回焼失しており、現在の建物は昭和7(1932)年に鉄骨鉄筋コンクリートで建てられた7代目となっています。今でも高野山に関する年中行事の大半がここで行われているとか。堂内は拝観料(200円)を支払うか高野山参詣講待遇之証を定時することで入ることが可能ですが、撮影は禁止されています。
8位:慈尊院
開創1200年の高野山の麓にある九度山に建つ「慈尊院(じそういん)」。弘法大師・空海の母親が晩年住んでいた場所と言われています。女人禁制が続いた高野山に代わって女性の参拝を許可したことから女人高野と呼ばれるようになり、1000年以上にわたって女たちの思いや願いを受けとめ続けています。
女性の高野山参りの最終地であったことから、子宝、安産、育児、授乳等の女性にまつわるご利益があるといわれています。また婦人科系の病気治癒祈願を行う場所としても有名で、地元の紀和ブレストセンター(和歌山県内初の乳がん専門院)と一緒に制作したという、乳がんのお守りもあります。
その他、境内の周囲三方向を約250mにわたって囲っている今にも崩れ落ちそうな土塀・築地塀は県指定文化財となっており、和歌山県でも一番古い壁とされています。
9位:真田庵
別名を「善名称院(ぜんみょうしょういん)」という「真田庵」は、大河ドラマ『真田丸』で人気の真田幸村父子がかつて住んでいた屋敷跡に建てられたお寺です。緑豊かな境内には、2014年に行われた真田幸村とその息子・大助の400回忌の記念碑が残っています。
そのほか、真田幸村が雷を封じ込めて九度山の人たちを救ったという言い伝えが残る雷封じの井戸や、父親・昌幸の怒りを鎮めるために作られたという真田地主大権現、昌幸を供養するために植えられたという松なども見学することができます。また、境内にある真田宝物資料館には、真田家に関する資料が展示されています。
10位:淡嶋神社
和歌山市加太(かだ)にある「淡嶋(あわしま)神社」は、全国の淡嶋神社の総本社で、縫い針の労をねぎらう針供養や人形供養、雛流しの神事が行われることで全国的に有名な神社です。
境内には、全国から寄せられた数多くの人形が、その種類ごとに分けて所狭しと並べられており、厳かな雰囲気に包まれています。初めて訪れる方は、異様とも思えるその光景に不気味な印象を抱かれるかもしれませんが、実はとても見どころの多い神社です。特に女性からはパワースポットとしても注目されています。
※本記事のランキングは、トリップノートのアプリでトラベラー会員が登録した「行ったスポット」のデータ(2019年10月時点)を元に算出しています。
提供:トリップノート
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