お風呂掃除でアルコールを使うのはカビの予防効果が期待できます

お風呂場は自然と湿気が多くなりますので、カビも繁殖しやすい環境です。特に黒カビが発生しやすく、一度お風呂場に付着すると、スポンジでこすってもなかなか落ちません。

そこで黒カビには、アルコールを使うと除去はできませんが、発生するのを予防することができます。

お風呂場は黒カビに適した環境である

お風呂場は黒カビが発生しやすいですが、それは繁殖しやすい環境になりやすいということがあります。

湿度と温度
浴室は水を沢山使う場所であり、梅雨などの湿度が高い時期以外も、湿度も温度も高くなりやすいです。

換気しても十分に乾燥しないことも多いので、湿度の高い状態が保たれて自然とカビが繁殖しやすくなります。

カビ元となる栄養
浴室には皮脂や髪の毛など、さらには石けんやシャンプーなどがあり、これらはカビの栄養となります。

十分に掃除を行なわないと、これらが床や壁に付着し、そうしてカビの栄養となり、繁殖を促します。カビが十分に繁殖する時間がある

お風呂場は一度使用すると、浴室内全体が水分を含み、換気扇を回してもすぐには乾きません。そのために、カビが十分に繁殖するだけの時間を与えてしまいます。

水を良く使う場所はキッチンもそうですが、こちらはあまりカビは生えません。

それは水を使う頻度が高く、常にカビを洗い流すような感じで使用しているからです。浴室には黒カビがよく繁殖して付着しますが、お風呂場では似たようなものとしてロドコルラという胞子もあります。

こちらは、お風呂場の床などにピンク色のようなヌルヌルした汚れを作ります。

カビ予防法はカビの繁殖しにくい環境を作ること

お風呂掃除にアルコールは有効なの?
(画像=Kajilyより引用)

お風呂場にカビが生えないようにするには、カビが繁殖しにくい環境を作ることです。

換気
カビ予防の一番の対策は、なんといっても換気です。湿度が80%以上になると繁殖しやすくなりますので、換気して湿度を下げるべきです。

小さな窓がある場合はお風呂上がりに窓を開けておき、換気扇があるならば付けておきましょう。浴槽に蓋を使っているならば、お風呂上がりには片づけておき、浴槽を乾燥しやすくさせておきます。

お湯をかける
カビは50度以上のお湯をかけると除去して発生を予防できます。バケツなどにお湯を入れるのではなく、シャワーの温度を高くして、壁や床にかけましょう。

火傷しないように気をつけながら行い、その後は窓を開けたり換気をしたりして、浴室の温度を下げておきます。

アルコールを使う
アルコールの中でも消毒用エタノールを使うと、カビを予防する効果があります。月に1度程度、消毒用エタノールをタオルや雑巾に含ませて、床や壁を拭いておきましょう。

また見落としやすいのが天井であり、天井もカビが付着し、浴室全体に胞子をばらまきます。天井はクイックルワイパーを使い、キッチンペーパーなどにエタノールを染みこませ、天井を拭きましょう。