エアコンは夏と冬を中心に年中活躍する分、こまめに自分で掃除したいけれど方法がよくわからず、故障しないか不安もありますよね。とはいえ、毎回専門業者に依頼するとコストが気になります。そこで、自分でおこなう掃除と業者によるクリーニングの違い、それぞれのメリット・デメリットを比較しました。エアコン掃除方法のやり方、あなたはどの方法を選びますか?

最初に「エアコンをどこまできれいにしたいのか」を決めよう

エアコンの掃除をする場合、最初に考えておきたいのが、「どこまできれいにしたいのか?」ということです。自分で簡単にエアコン掃除をしたいなら、フィルターの水洗いやフィルター周辺の拭き掃除をするだけで、エアコンの稼働効率は格段にアップします。
フィルターをきれいにするとエアコン内部の空気の循環がよくなり、無駄な消費電力をおさえることができるので節電・節約につながります。

自分でやるエアコン掃除は簡単で、いつでもできるのがメリットですが、反面、エアコンの内部まで徹底的にお掃除することは難しくなります。
なぜなら、エアコンの機械内部には電子基板やモーター、センサーなど複雑な部品がたくさんあり、専門家でなければ、分解・洗浄することは故障の原因になるかもしれないからです。

徹底的にエアコンをきれいにしたい場合は、専門家による専用洗剤や機材によるエアコンクリーニングがおすすめ。ただし、専門家に頼むと費用がかかります。
エアコン掃除については、簡単・低コストを優先させるか、安心・徹底洗浄を優先させるかを決めてから、自分で掃除するか専門家に依頼するかを考えましょう。

なぜなら、エアコンの機械内部には電子基板やモーター、センサーなど複雑な部品がたくさんあり、専門家でなければ、分解・洗浄することは故障の原因になるかもしれないからです。
徹底的にエアコンをきれいにしたい場合は、専門家によるエアコンクリーニングがおすすめ。ただし、専門家に頼むと費用がかかります。
エアコン掃除については、簡単・低コストを優先させるか、安心・徹底洗浄を優先させるかを決めてから、自分で掃除するか専門家に依頼するかを考えましょう。

簡単にエアコン掃除ができるグッズ3つ

では、自分でサッとエアコン掃除する時に便利な市販グッズを3つご紹介しましょう。どれもホームセンターや家電量販店、ネットで購入できるものですから、すぐに掃除を始められます。

エアコン洗浄用スプレー

エアコンに吹きかけて使用する洗浄用スプレーは、もっとも簡単に使えるエアコン掃除グッズです。使い方は、エアコンのカバーをあけてフィルターをはずし、フィルター周囲を軽く拭き掃除したあと、フィン(アルミフィン)にスプレーを吹きかけて汚れを落とします。あとはしっかりと乾燥させれば終了です。エアコンの乾燥中に、はずしたフィルターは水洗いをし、陰干ししておきます。

エアコン洗浄用スプレーを使用する場合は、次の2点に注意しましょう。1点目は、エアコン本体もフィルターもしっかり乾燥させること。エアコンの内部に水分やスプレー成分が残っていると、カビが発生しやすくなったり、汚れを固着させたりします。完全に乾かした状態にすることで、カビの発生を防ぎやすくなります。

2点目は、電装部分にスプレー液を吹きかけないこと。エアコン内部には水気厳禁の部品がたくさんありますので、掃除はあくまでもフィルター周辺や外部カバーの裏だけに限定しましょう。

防臭フィルター・使い捨てフィルター

エアコンの汚れが最も目立つのがフィルターです。エアコンの風はフィルターを通過していきますので、ここは汚れもホコリもたまりやすい部分です。フィルターを抗菌仕様のものに変えたり定期的に使い捨てたりすることでつねに汚れのない状態をキープ、すっきりと使用できます。

市販されているフィルターの種類は豊富ですので、自宅のエアコンにあったサイズを探しましょう。また、どのフィルターも使用期間が決まっており、定期的に交換をしないと防臭効果は低くなります。
徹底的にコストカットしたい場合は、100均で使い捨てのフィルターを購入し、こまめに取り換えるのも効果的です。

雑巾・ウェットティッシュ・エアコン用ホコリ防止シート

自宅でできるエアコン掃除の範囲は、フィルターの洗浄と外部・フィルター周辺の拭き掃除くらいです。それ以上の内部の掃除は専門家に依頼することになりますから、拭き掃除だけすると割り切れば、雑巾やウェットティッシュで十分です。

こまめにエアコン上部の空気取り入れ口(グリル部分)や外装を拭き掃除してホコリがたまらないようにするだけでも、フィルターの汚れ具合は変わってきます。また、エアコンを使用しない時期はエアコン用ホコリ防止シートでおおっておくと、きれいな状態を長く維持できます。

専門業者にエアコンクリーニングを依頼するメリット3つ

自宅での簡単エアコン掃除では、残念ながら内部の掃除まではむずかしい。となると専門業者にエアコンクリーニングを依頼するのがおすすめです。
専門家によるエアコンクリーニングのメリットは、次の3点です。

●1点目は、エアコンの内部まで高圧洗浄機などで徹底的に掃除してくれること。

●2点目は、エアコン清掃時の故障の心配が少なくなることです。
エアコン内部洗浄には本体を分解することが必要ですが、これは専門的な知識がないとできません。自分で分解し洗浄したらエアコンが故障してしまったというケースは多いですし、危険性を考えれば、専門知識がないとエアコンを分解・洗浄することはおすすめできません。エアコンの汚れは本体内部にも貯まるので、嫌なにおいやカビが気になる場合は、やはり専門家に依頼しましょう。

●3点目は、ほとんどの種類のエアコンを掃除してくれることです。
一般的な家庭用ルームエアコンなら、通常の壁掛けタイプでもお掃除ロボット付きでも、たいてい掃除できるのもプロならではのメリットです。エアコンはモデルチェンジが頻繁ですから、新しい機種は掃除方法が変わることもあります。エアコンクリーニングをおこなうハウスクリーニング業者は、研修を受けたりして掃除方法を学んでいるはずですから、清掃後に破損・故障が起きる可能性が極めて低いのです。

専門業者に依頼するデメリットはある?

エアコンクリーニングを専門業者に頼む場合のデメリットをあげるとすれば、コストでしょうか。エアコン掃除をするスタッフの人件費がかかりますから、自分で掃除するよりトータル費用はアップします。
エアコンクリーニングの相場は、一般的な家庭用壁掛けエアコンの場合で1台1~1.5万円くらいです。自動お掃除機能付きエアコンの場合は費用は高くなり、1台1.5〜2万円くらいになります。

ただし料金はハウスクリーニング業者によって変わりますし、複数台まとめて掃除してもらうと、1台当たりの費用が割り引かれることもあります。費用については、専門業者に見積を依頼し、割引等がないか尋ねてみましょう。

コスパがいいのは専門業者+自分で掃除!

エアコン掃除は自分でやるか、業者に依頼するか?どのようなやり方があなたにあっているのでしょうか?
調べるほどに迷うことが多いでしょうが、結論から言えば、【年数回の業者によるエアコンクリーニング】+【自分で簡単掃除】の組み合わせです。

自分でやる掃除の仕方では徹底洗浄ができず、エアコンを早めに買い替えることになることもあり結果的にはコスパがよくありません。エアコンを使用する度にクリーニング業社へ依頼する場合もコストがかさむので、安全とカビ対策を徹底したい、家計に余裕が有る場合には良い方法でしょう。
ですので、自分で可能な範囲でこまめに掃除をして、定期的に専門家に依頼することによって、エアコンを長く快適に使用でき、電気代やエアコンの買い替えによるコストをカットすることができるんです。

ここをチェック!クリーニング業者の選び方

エアコンクリーニングのサービスを提供している業者はたくさんあるため、どこに依頼するのがよいか、選び方がわからないという方もいるでしょう。その場合は、次で説明する3つのポイントをチェックしてみてください。

1. 複数台割引があるか

多くの家庭ではリビングや寝室、子ども部屋など複数の部屋にエアコンを設置していることでしょう。エアコンを複数所持している場合、一度にまとめてクリーニングを依頼すると、2台目以降が格安になる場合があります。複数台割引を利用できればエアコンクリーニングにかかるトータルコストを節約できるので、料金プランを確認してみましょう。複数台特典として防カビコートやオプション清掃などを付けてもらえる場合もあります。

2. 室外機清掃もあるか

エアコンは室外機と室内機のセットで機能する機械です。そのため、室内機の内部クリーニングにくわえて室外機も清掃するのがおすすめ。室外機の汚れを落とすことによって放熱がスムーズになり、冷房設定温度をあまり下げなくても快適な室温に調節しやすくなります。そうすると、電気代も安く抑えることが可能です。エアコンクリーニングを依頼するときは、室外機清掃にも対応している業者を選びましょう。

3. 防カビ仕上げがあるか

エアコン清掃後は家庭での簡易な清掃でもカビの発生をできるだけ抑制できるように、防カビ仕上げをしてもらうとよいでしょう。カビを生えにくくしてエアコンクリーニングを依頼する頻度が下がれば、結果的にコストを低く抑えることができます。エアコンクリーニングを頼む前に、その業者が防カビ仕上げや防菌仕上げもしてくれるかどうかをチェックするようにしましょう。