3.表示免除
・加工助剤 ・栄養強化剤 など
最終食品に残存していない食品添加物や、残存してもその量が少ないため最終食品に効果を発揮せず、効果発揮を期待されていない食品添加物については、表示が免除されます。
つまり、2.用途名も併記. からビタミンCを「酸化防止剤」として添加している場合は、「酸化防止剤(ビタミンC)」のように記載することが必要です。(実際に、「酸化防止剤(ビタミンC)」と記載してあるものも多いです)。
但し、ビタミンCを酸化防止剤として添加していない場合(例えば、栄養強化の目的で添加している場合)、用途名を併記する必要がなく、物質名さえあればよいのです。(厳密には、栄養強化の目的で添加する場合は、表示自体を省略可能)
・同じものでも別の表示だったら、イメージ変わる?
この
・「ビタミンC」
については、酸化防止剤の目的で添加しているのであれば、
・「酸化防止剤」(L-アスコルビン酸)」
のように表示する必要があります。
ただ、一般的に、「酸化防止剤」や「L-アスコルビン酸」などの化学物質ぽい名前は、食品としてのイメージが良くないので、なるべくイメージが良いように、「ビタミンC」と表示することが多いと推察されます。(栄養強化の目的で使用している、と考えれば、酸化防止剤とは書かなくてよい)
なるべく食品添加物を摂らないように気をつけている人が、
「このパン、酸化防止剤が入っているから買っちゃダメだ!」
と言いながら、
「ビタミンCは体にいいからたくさん摂らなきゃ」
と言ってサプリメントを買っていたら、「イヤイヤ、中身同じだから!!」と突っ込んであげてください。
・イメージのポジティブ化 中身や本質が同じだとしても、「イメージ」によって感じ方が大きく変わるので、いかにイメージを良くするか?(つまりイメージのポジティブ化)が、新商品を作る上での一つの大事なテーマとなります。
「天然」「自然」というワードはイメージが良く、「人工」「化学的」という言葉はイメージ悪いので、 ややもすれば「天然の毒」よりも「人工甘味料」のほうが危険だと感じてしまいます。
また、「あそこの店は、食中毒が頻発したらしいよ」と噂が出たら、その真偽に関わらず、売上は激減するでしょう。
「人」も同様です。
「性格が悪い」というイメージになると、大変です。イジメにもつながりかねません。
なるべく、周りの情報やイメージに左右されずに、客観的に物事を判断できるようになりたいな、と思っていますが、なかなか難しいですね・・・。
そして、私も、「酸化防止剤」のような悪いイメージではなく、「ビタミンC」のような良いイメージの人になれるよう頑張りたいと思います!
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本日のまとめ
・お茶にビタミンCを入れるのは、酸化を防ぐためと思われる
・「酸化防止剤(L-アスコルビン酸)」と「ビタミンC」は、同じ
・イメージ悪くなるとイジーメられる
・つまらないギャグを言うとイメージ悪くなる
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提供・味覚ステーション
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