大学生に効果的な節約術とは?ぴったりの方法5つを紹介

4大学生の平均預貯金額は?お金がない学生ができる節約術をご紹介
(画像=milatas/stock.adobe.com,『UpU』より引用)

それでは続いて大学生にぴったりの節約術を5つ紹介します。どれも無理をせずにできるので、ぜひ取り組んでみてください。

1.インターネットバンキング

インターネットバンキングの中には、ATMの手数料が無料になる金融機関が存在します。毎月の手数料が積もりに積もって数千円という事態を避けるためにも、手数料が無料の金融機関を利用してもいいでしょう。

出費が減るだけではなく、「手数料がかかる」というプレッシャーを感じずATMを利用することができます。

2.旅行や外食をコントロール

時間に余裕のある学生時代は遊びたいさかりとも言えます。友人と旅行に行ったり、サークルの仲間と外食したり、イベントは少なくありません。旅行は旅費、宿泊費、また現地での食費などどうしても高くつきます。

飲み会も二次会、三次会と参加した場合には、トータルで出費が1万円を超えてしまうこともざらにあります。遊びも学生生活の思い出作りには大切ですが、使いすぎて生活が困窮してしまっては意味がありません。貯蓄の状況を見て、遊びすぎないように注意しましょう。

3.デビットカードを持つ

デビットカードとは、金融機関の口座から即時決済ができるカードです。クレジットカードと同じ要領で利用できますが、一番の違いは「クレジットカードはクレジットカード会社が立て替えて支払いをするが、デビットカードは銀行口座からすぐお金が引き落とされる」という点です。

たとえば3月に3万円クレジットカードで買い物したとします。クレジットカード会社が立て替えをしてくれてその支払いを済ませます。これはお金を借りているということ。決済が1ヵ月後の場合には4月に銀行の口座から3万円のお金が引き落とされ、借りたお金を返すのがクレジットカードの仕組みになります。

クレジットカードは現金を使っている感覚を感じにくいことから、浪費癖がある人はつい返済能力以上の金額を使ってしまうことがあります。それに対し、デビットカードは買い物をしたその場で金融機関の口座からお金が引き落とされます。

残額が無いときには利用できない仕組みになっていますので、クレジットカードのように「口座にある金額以上のお金を使ってしまった!」という事態を回避することが可能です。

4.スマホのキャリアを見直す

今やスマートフォンは誰もが持つ時代です。その月額使用料が固定費として家計に占める割合も大きくなっています。今、このスマートフォンの月額使用料の低価格化で各キャリアが激しく競っています。もし、現在使っている携帯キャリアよりも安いプランを出しているところがあれば、そちらに乗り換えてもいいでしょう。

5.電気代やインターネットの回線費用を見直す

電力自由化の影響で、現在さまざまな企業と電気の契約をすることができます。電気料金が安い電力会社を選ぶことで、固定費である電気代を節約することが可能です。

また電気事業を行なっているインターネットサービスプロパイダ(携帯キャリア)もあり、そこで電気、インターネット回線、スマートフォンの契約をするとそれぞれを別会社に契約するよりもお得になります。

ライフスタイルにあった工夫を

大学生の平均預貯金額や預貯金しなければならない理由、節約術などをお伝えしてきました。節約術は5つを組み合わせると効果が高くなりますが、節約をして我慢を続けると反動でお金を一気に使ってしまうなんてことにもなりかねません。

「まだ遊びたいから外食のお金は減らしたくない」という方は固定費を、「ネットゲームをするから光回線は必須」という方は交際費を減らすといったように、自分のライフスタイルにあった工夫をして節約していきましょう。

田中あさみ(たなか・あさみ)
ファイナンシャルプランナー 元医療関係者。MR資格と2級FPの資格を持つ。金融・不動産・医療系などが得意分野。

提供・UpU

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