円山公園や清水寺、嵐山など人気の桜名所から、混雑を避けて桜を楽しめる穴場まで、京都のオススメの桜名所34ヶ所をご紹介!例年の桜の見頃とあわせて、2021年のライトアップスケジュールも紹介しています。
【1】平野神社
古くから桜の名所として知られ、境内に植えられた桜の本数は約400本あまり。桜の種類も豊富で、平野神社発祥のキヌガサをはじめ、サキガケ、ツクバネ、ネザメ、イチヨウ、ヒラノイモセ、タオヤメなど約60種類が植えられています。そのため、一ヶ月近くと長い期間にわたって桜を楽しむことができます。
例年桜が見頃を迎える時期にはライトアップを実施。期間中は昼と夜に桜コンサートも開催されます。
例年の桜見頃
3月下旬~4月下旬
桜のライトアップスケジュール
日程:3月26日(金)~4月18日(日)
時間:日没~21:00
【2】円山公園
京都随一の桜の名所であり、京都で最も有名なしだれ桜が、円山公園のほぼ中央に佇む”祇園しだれ”です。現在の桜は二代目で、三代目も育てられているそう。園内にはそのほかソメイヨシノやヤエザクラなど約800本の桜が咲いており、”祇園しだれ”は例年4月上旬で見頃を終えますが、ヤエザクラは中旬ごろまで楽しめます。
”祇園の夜桜”として知られる、桜のライトアップが見頃にあわせて開催されます。しだれ桜の沿道ではかがり火も焚かれ、妖艶な姿で楽しませてくれます。
例年の桜見頃
3月下旬~4月中旬
桜のライトアップスケジュール
日程:3月下旬~2021年4月上旬
時間:日没~24:00(予定)
【3】東寺
京都のシンボルである東寺の”五重塔”が、春はピンクの桜に包まれます。植えられている桜の種類は河津桜やソメイヨシノのほか、東寺で最も有名な桜である、“不二桜”とよばれる大きな枝垂れ桜。八重紅枝垂れ桜という品種で、高さ13m・枝張り10mにもなり、回遊式庭園の一角で存在感を放っています。
桜の見頃にあわせて「夜桜ライトアップ」を開催。不二桜をはじめ、五重塔や伽藍群もライトアップされます。金堂および講堂などの堂内は外側からの拝観となります。
例年の桜見頃
3月下旬~4月上旬
夜桜ライトアップ(金堂・講堂夜間特別拝観)スケジュール
日程:3月19日(金)〜4月18日(日)
時間:18:30~21:30(21:00受付終了)
【4】原谷苑
原谷苑は個人が所有する庭園で、桜の時期に一般公開されます。入園料は見頃にあわせて変動しますが、最も見頃を迎える時期で1,500円(2019年1月現在)。つまりその時の料金によって桜が見頃かどうかを確認することができます。
約4,000坪の敷地に、ソメイヨシノや源氏しだれ、紅しだれなど20数種類の桜が約450本植えられており、紅しだれの数は京都で最も多い約250本。早いものでは4月上旬から見頃を迎え、遅咲きの桜が見頃を迎える下旬まで、長期にわたって桜を楽しむことができます。
例年の桜見頃
4月上旬~4月下旬
【5】嵐山 渡月橋
”日本さくら名所100選”に選ばれている桜の名所。桂川に沿って桜並木がつづき、桜が満開の時期には渡月橋越しの嵐山も薄ピンクに染まり、見事な景観を楽しむことができます。渡月橋のすぐ近くにある中ノ島公園(嵐山公園)にはしだれ桜があり、見頃を迎える時期には例年ライトアップも実施されています。
例年の桜見頃
3月下旬~4月上旬
桜のライトアップスケジュール
未定(2月現在)
【6】醍醐寺
平安時代から”花の醍醐”と呼ばれるほどの桜の名所。豊臣秀吉が晩年、約1,300名の大名たちを従え”醍醐の花見”を催したことでも知られています。霊宝館の見事なしだれ桜をはじめ、ソメイヨシノ、河津桜、八重桜などさまざまな種類の約1,000本の桜が境内を彩り、4月の第2日曜には、秀吉の花見を再現した「豊太閤花見行列」を開催。終日多くの花見客で賑わいます。
例年の桜見頃
3月下旬~4月上旬
【7】仁和寺
金堂前にはソメイヨシノや、鐘楼前にはしだれ桜などが咲き誇る仁和寺ですが、中でも有名なのが、遅咲きの桜として知られる“御室桜(オムロザクラ)”です。樹高が2〜3mと低く、目線の高さで楽しめるのが特徴。中門内の西側一帯に200本の御室桜が咲き、背後には重要文化財でもある五重塔がそびえる光景は、まるで絵画のような素晴らしさです。
例年の桜見頃
4月上旬~4月中旬
【8】哲学の道
若王子橋から銀閣寺橋へとつづく、疏水沿いの約1.5kmの散策路。”日本の道100選”にも選ばれており、日本を代表する哲学者・西田幾多郎や弟子が好んで散策したことから「哲学の道」と名付けられました。約500本のソメイヨシノが道沿いに植えられており、満開時には見事な桜のトンネルができあがります。
例年の桜見頃
4月上旬~4月中旬
【9】賀茂別雷神社(上賀茂神社)
一の鳥居をくぐると、右手に芝生の中に植えられた桜が目に入ります。綺麗なピンク色をした紅しだれ桜の“斎王桜”と、白い花を咲かせるしだれ桜“御所桜”です。このふたつの桜は上賀茂神社の名物で、例年“御所桜”は4月上旬、“斎王桜”は4月中旬に見頃を迎えますが、運がよければふたつの桜を同時に楽しめます。
境内にはしだれ桜のほか、風流桜や賀茂桜、“みあれ桜”などの桜も植えられています。みあれ桜はかつて、JR東海の「そうだ、京都行こう。」のキャンペーンポスターに採用された桜で、二の鳥居をくぐった左手にあります。
例年の桜見頃
4月上旬~4月中旬
【10】岡崎公園・岡崎疎水
岡崎疎水は、琵琶湖疏水からつづく分流です。両岸にはソメイヨシノなどが約400本植えられており、今にも水面をかすめそうなほどに桜が咲き誇ります。毎年桜が見頃を迎える時期には、「岡崎十石舟めぐり」として疏水を巡る十石舟を運行。混雑必至なので、あらかじめチケットを購入しておくことをオススメします。
「岡崎桜回廊ライトアップ」では、水面に桜が写り込む幻想的な光景が見どころ。ライトアップ期間中は「岡崎十石舟めぐり」も夜間運行が実施され、船の上からライトアップされた桜を眺める、情緒あふれるお花見を楽しむことができます。
例年の桜見頃
4月上旬
岡崎桜回廊ライトアップ
日程:3月27日(土)~4月8日(木)
時間:18:00~21:30
岡崎十石舟めぐり
日程:3月27日(土)~4月8日(木)*昼間運航+桜回廊ライトアップ運航
時間:8:30発〜20:00発まで15分毎に出発