こんなに違う「三大疾病」の特約 がん、心疾患、脳血管疾患

そしてもう一つ、保険の見直しをするなら絶対確認しておくべきことがある。それは「三大疾病」に関する特約だ。三大疾病とは日本人の死因の5割以上を占める悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患のことを言う。

この病気で入院したときに、給付金が支払われるのが「三大疾病入院一時金」、保険料の払い込みがなくなるのが「三大疾病払い込み免除特約」だ。同じような言葉の特約でも、保険会社によって該当条件は大きく違う。

例えば、上皮内がんは対象外だったり、心疾患の中でも「急性心筋梗塞」と病気を限定していたりするなど、対象になると思っていたのに実は対象外だったということがあるからだ。そんなことにならないように、どんなときに該当するのか、加入する際にしっかりと確認しておく必要がある。

「生命保険選び」は保険料の安さだけで考えると失敗する

生命保険を見直すときは、保険料の安さだけで考えてはいけない。保障の期間、保険金額、保障内容、保険料に加えて、支払いの要件もきちんと確認する必要がある。同じ病気で入院や手術をしても、保険の選び方を間違えていると、給付金が受け取れないことがあるのだ。同じ保険料を支払うのならば、給付金の支払い対象が多い、受け取る金額が多いものを選ぶようにしよう。保険もコストパフォーマンスを考えて選ぶ時代になっているのだ。

文・黒須かおり(ファイナンシャルプランナー 相続士(日本相続士協会))/ZUU online

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