今年はコロナウイルスの年になりそうですね。大変です。
コロナウイルスのニュースで
「皆さんもウイルスの保菌者かもしれないので外出を控えましょう」
とコメントが書いてありました。
「あれ、ウイルスなのに保菌者?」と違和感を覚えました。
ウイルスと菌の違いは分かりにくいため、正確に理解できていない方も多いかと思います。
今日は、「ウイルス」「菌(細菌・真菌)」の違いについて、分かりやすくご説明させていただきます!
ミカさん「コロナウイルスが世界で大流行しているわね」
みかくん「そうだね。ミカさんも気を付けてね」
ミカさん「でも私、実は、ウイルスってよく分からないのよ。菌とは何が違うの?」
みかくん「そうだと思って、今日は、菌とウイルスの違いについて詳しい博士を呼んだよ」
博士「えっへん。私が博士です」
ミカさん「自分で自分のことを”博士”って言う人、かなり胡散臭いわ」
みかくん「まあまあそう言わずに。今日は、博士から”サルでも分かる菌とウイルスの違い”について説明してもらいます」
ミカさん「それは、私がサルってこと?」
みかくん「ぎくり」
菌とウイルスの違いとは?
「細菌」と「真菌」の違い
博士「菌とウイルスの違いについて説明する前に、そもそも、菌って何か知ってますか?」
ミカさん「全く分からないわ」
みかくん「乳酸菌とか、麹菌とかは聞いたことあるよ」
博士「素晴らしい。でも、実は、乳酸菌と麹菌は、分類上は全然違うのです」
みかくん「どういうこと?」
博士「乳酸菌は原核生物の一つである ”細菌” の一種だけど、麹菌は真核生物の一つ ”真菌” の一種なのです。ちなみに、狭義では”菌類”は真菌のことを指します。」
みかくん「なるほど」
博士「乳酸菌と麹菌は、どっちも”菌”って言われるけど、ミカさんとゴリラくらい全然違うのです!」
みかくん「ミカさんとゴリラは、ほぼ同じのような」
ミカさん「ん?どういうこと?」
みかくん「ぎくり。・・・いや、原核生物と真核生物の違いに比べたら、ヒトとゴリラはほぼ同じって意味だよ」