お風呂には蛇口、排水口、浴槽など掃除が必要なポイントがたくさんあります。仕事や家事で忙しい方はじっくりお掃除する時間が取れないかも知れません。ですが、頑固な汚れやカビも、ちょっとしたテクニックを使えば短時間で驚くほどキレイにできますよ。

カビにはパック! 市販のカビ取り剤を使ったテクニック

お風呂掃除で厄介なもののひとつにカビがあります。壁や床などにこびりついてしまったカビ。長い時間一生懸命こすり続けても取れないといった経験はないでしょうか。実は、効果的にキレイにできるテクニックがあります。
まず、市販のカビ取り剤をカビで汚れている部分に吹き付けます。その後、ラップでパックをするように密閉します。カビは空気にふれている状態では死滅しないといわれています。そこでこの方法を使います。ラップで数時間密閉パックした後、シャワーで洗い流せばあら不思議、キレイに。頑固なカビの場合は、パックした状態で半日ほど待つ必要がありますが、ただカビ取り剤を吹き付けてこすり続けるよりは、ずっと短い時間で落とせるでしょう。

頑固なカビにも! 重曹を使ったテクニック

より手軽で効果的なお風呂掃除のテクニックとして重曹を使う方法があります。重曹は炭酸水素ナトリウムという弱アルカリ性の白い粉(結晶)です。環境にも人体にも優しいので安心して使えるとここ最近人気ですね。重曹は皮脂や汗汚れを落とすのに非常に効果的です。ですから、体を洗って皮脂やアカがたまりやすいお風呂を掃除するのにはとても適しています。
覚えておきたいのは、皮脂や汗汚れは酸性の汚れなので、弱アルカリ性の重曹がよいということ。水垢や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れにはあまり効果は期待できないので注意してください。
重曹を使った掃除方法としては、入浴後のお湯を抜かずに重曹をその中に溶かして数時間放置、お湯を抜いてシャワーで洗い流せばキレイに。お湯がはられていない浴槽や床、壁などを掃除する場合は重曹と水を3対1の割合で混ぜてペースト状にしたものを汚れた部分に塗ります。30分ほど放置した後、スポンジで軽く磨き、シャワーで流しましょう。
また、ひとつずつ洗うのが面倒なイス、浴槽のフタ、洗面器などもお湯をはった浴槽に重曹を溶かし、一晩つけておくだけでキレイになりますよ。
その他、排水口を掃除する際にも、髪の毛などを取り除いた後、重曹を粉のまま振りかけて数十分放置後洗い流せば、ぬるぬるした汚れもさっぱりと落ちるはずです。