賢い消費者は、需要が少なく値段が下がるシーズンに旅行する
ダイナミックプライシングを理解している賢い消費者であれば、需要が少なく値段が下がるシーズンに旅行するでしょう。
例えば、ゴールデンウィークや夏休みなどの休暇シーズンは値段が高くなる一方、大半の人が仕事や学校に通っている6~7月の平日は値段が下がります。
旅行会社HISが提供するハワイ5日間のツアーを見てみると、夏休み中の8月中旬に出発した場合の代金は最大27万9,000円なのに対し、需要が少ないとされる6月中旬に出発する場合は最安値6万7,800円となっています。
まったく同じツアーでも、時期が違うだけでおよそ20万円も低い値段でハワイ旅行を楽しめるのです。(参考:HIS海外旅行)
また旅行で宿泊するホテルでも、安い時期を選ぶことで大きく得します。ホテルオークラの宿泊プランを例に見ると、需要の多い8月中旬と需要の少ない6月中旬では、およそ2~3万円ほど値段に差があります。
つまり、旅行などの支出を抑えたいならば、需要が少ない(出かける人が少ない)と予想されるときに予約するといいでしょう。
仕事や人間関係が許す範囲で工夫を
多くのビジネスでは、商品やサービスの値段を需要の大きさに応じて変動させています。こうした企業のダイナミックプライシングの戦略を逆手にとれば、お得に買い物や旅行ができますね。今回は6月と8月を比較しましたが、実際に“たった1週間ずらす”だけでもお得に旅行できることがあります。賢くお金を使うためにも、実際の価値とそれに見合った対価を見極める力を養っていきたいですね。
もちろん、旅行や記念日をずらすことで、人間関係がうまくいかなくなってしまうこともあるでしょう。恋人と交際した日を記念日としていたのに、休日で割高だからと言って、勝手に記念日を平日にずらしたことで恋人の機嫌を損ねて、険悪なムードにつながってしまっては賢いとは言えません。仕事や人間関係に悪影響が出ない範囲で、お得な買い物や旅行を心掛け、賢い消費者を目指しましょう。
提供・UpU
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