こんにちは。これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。

「婚活してるのにうまくいかない」という相談者の方にプロフィール写真を見せていただくと、もっさりしていることが実に多いのです。地味すぎて生活感がある服装だったり、数年前に流行ったような服装だったり。自分でそうした服を選んでいるケースもあれば、「結婚相談所からこういう服を指定されたんです」と聞くこともあります。

結婚相談所はなぜダサい服を勧めるのか
普通に考えたらダサい服装が、なぜ結婚相談所では推奨されるのでしょうか(撮影協力:とら婚/以下同じ)
なぜ結婚相談所で“婚活のプロ”がアドバイスしていながら、このようなことが起こるのでしょうか。イメージコンサルタントであり、マッチングサービスで婚活プランナーもやっている友井ひろこさんにもお話を聞きながら、分析したいと思います。

◆結婚相談所は服装・外見のアドバイスをほぼしない

大前提として、結婚相談所ではほぼ服装のアドバイスをしません。Tシャツやパーカーのような生活感がありすぎる服の人に対してならアドバイスしますが、外見偏差値30~40ぐらいの方を偏差値48に上げるアドバイスであって、似合う服やファッションのトレンドを加味してふさわしい服をおすすめできるアドバイザーは稀有(けう)なのです。

容姿の指摘というのは、会員が傷つきやる気をなくすかもしれませんし、クレームになるリスクもあります。

「婚活の服、男性ウケする服というと、ひらひら広がるフレアスカート、花柄、アンサンブルニット、シフォン素材のブラウス、パステルカラー、リボンモチーフなどを思い浮かべる方がいらっしゃるかもしれません。これらは2000年代、ファッション雑誌『CanCam』などによく掲載されていたいわゆる『モテコーデ』です」(友井ひろこさん、以下「」内同じ)