3. 二次会以外の「お金が貯まらない」理由とは

そのほかに、夜型人間にお金が貯まらない理由には何があるのだろうか。人間のなかにも朝、太陽が昇り活発化するタイプばかりではなく、夜になって元気になる人間がいるため一概にはいえないが、一般論として「夜型人間にはお金が貯まらない」の根拠には以下の理由が挙げられる。

(1)判断力の低下、時間の浪費

夜型の人間の多くは昼に休んでいるのではなく、昼から「ずっと」起床している人が多い。当然、判断力の低下は否定できない。落ち着いて考えれば不要なものを購入したり、既に所有しているもので代替可能なものを購入してから「あ、これで充分ではないか」と反省したりと、具体例には事欠かない。正常な判断もできないから時間を無駄にしていることも多い。

(2)たかが食べ物、されど食べ物

もうひとつは「夜食」だ。たかが夜食ではないか……という声が聞こえてきそうだが、これが意外に軽視できないものだ。普段は高脂質なものにあまり興味がないのに、夜になるとカロリー度外視で糖質やジャンクフードを口にしてしまう。そのうえで食べてすぐに就寝する習慣があると、カロリーを消費することができない。

そのうえで体重が増加し、衣服の買い替えを要し、健康を害し、最終的には医療費が増加していくという「ループ」が生じてしまいかねない。まさに「たかが食べ物、されど食べ物」なのだ。

「お金の悪習慣」は「お金、時間の浪費」のこと

ここでは飲み会に焦点を当て、夜型人間がお金が貯まらない理由を紹介した。飲み会以外にも、時間の浪費、お金の浪費をしていないだろうか?今一度振り返り、可能なものをひとつ、またひとつと改善していくことがお金の悪習慣を変え、お金をコントロールする力が身につくことになる。

文・工藤 崇(FP-MYS代表取締役社長CEO、ファイナンシャルプランナー)/ZUU online

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