「しかしこいつら、いっつも太極軒だな」と、NHK朝の連続テレビ小説『おむすび』を見てきた人なら一度は思ったことがあるはずです。
結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗)のデートはもちろん、カスミン(平祐奈)が家出してきて、結ママ(麻生久美子)とカスミンママが密談していたのも太極軒だったし、結が翔也と別れてなっちゃんの大学の友達と合コンしてたのも太極軒。荒んだナベ(緒形直人)も太極軒で3000円分くらいひとりで飲んで酔っ払ってたし、翔也が炊飯器アンケートでがんばった日に結が「打ち上げしよう」と言ったのもここ。いっつも太極軒だった。ほかに飲食店ないのかよ。
でもドラマだし、まあセットにも限りがあるし、そこは飲み込んで我々も前に進んでいきましょうと思ってきたころに、こういうことを言ってくるんだよな。
「うちの商店街、飲食店多いから」
うるせえよ。なっちゃんかわいいし、適当に遊んでそうだし、ボランティアとかちゃんと行くし、就活もコンビニの本部に決めちゃうほどがんばったみたいだし、たぶん面接でパラパラとか踊ってないだろうし、けっこう好きだったんだけどな。こういうこと言われると嫌いになっちゃうのよ。
なんかホント、よさげな人物が何かしゃべるたびに愛着がなくなっていく。変なセリフをあてがわれたせいで、裏切られたような気分になるんだよね。緑子も昨日の「焼き立てパンをシカト」からの「小売店」で、かなり好感度下がってます。気を付けて!
第82回、振り返りましょう。
聖人、初孫に目をくれろ
スケジュール都合か何なのか、ここまで商店街の危機に絡んで来られなかった主人公の結さんでしたが、満を持しての登場となりました。なっちゃんが「名物メニューの考案だ!」といつものようにお膳立てを整え、結パパ(北村有起哉)が大阪のアパートに馳せ参じることに。目に入れても痛くないほどかわいいはずの初孫には目もくれず、こうべを垂れて結様にお告げを乞うのでした。